ミシガン州の高校生デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、自分にテレポート能力があることを発見。母が家を出て以来、人が変わった父との生活にうんざりしていたデヴィッドはニューヨークへと向かい、瞬間移動した銀行の金庫室で大金をせしめる。しかし、そんな彼を謎の男ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)がつけ狙い……。
シネマトゥデイより。
いかにも現代若者的な作品。確かに自分の行きたいところへジャンプ出来るのは凄い能力だけど、主人公がそれで犯罪を犯すというのはちょっとねえ。
なんかそういう欲望みたいなものは【ドラえもん】の『どこでもドア』とかもそうだけど、出来るといいなあって思うのが楽しいのであって、実際に犯罪に使うのは娯楽映画としてイマイチな気がする。
犯罪に使うとデメリットがあるとか、行ったことのない空間には行けない(見た事あるだけでいいらしい)とかならまだしも、ただ便利なだけだと本作のようなダメ人間推奨してる感があって、生理的に受け付けなかった。
ストーリーにしても、謎の組織の存在が意味不明。ジャンパーは神の定めた摂理に反するから狩るのが目的らしいけど、装備がいかにも高そうなものばかり。研究費が天文学的な金額じゃないの? みたいな。そこまでして組織が単体で狩る理由がよくわからず。
正直、そういったリアルじゃない部分をスルーしても、単に頭が悪いけど特殊能力を持っている性質の悪い犯罪者が、まっとうなことを言っている宗教団体の暗殺者に追われる話なので、爽快さも少ないです。
あれ、立場逆の方が面白かったんじゃないか? 頭の良い特殊能力を持った犯罪者を追う組織ものとか。
まあ、映像的には豪華で、ジャンプする際の映像や、ジャンプ先の風景などは楽しめるかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(面白いとは思うけど、1回でご馳走様という感じ)
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