12の地区より12歳から18歳までの男女一組を選出し、最後の1人になるまで戦わせる独裁国家パネムが実施する「ハンガー・ゲーム」。
男女ペアで勝者となったカットニス(ジェニファー・ローレンス)とピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)は、凱旋(がいせん)ツアーで各地区を回る中で、自分たちを反国家の象徴として捉える民衆の思い、静かに広がっている革命への動きを感じる。
同様に国民の変化を悟ったスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、カットニス抹殺をひそかな目的にした歴代勝者結集の新ゲームを開催させる。
シネマトゥデイより。
前作で優勝し、生き残ることが出来たカットニスとピータのペア。しかし、その戦う姿を見た人々が魅了され、希望を持ってしまったために、反乱を危惧した大統領に目をつけられてしまう。
奇しくも25年ごとに行われる記念大会であることを理由に、本来なら一生を保障されたはずの優勝者たちから出場者を選抜するという無茶振りを計画。
12地区からはカットニスとヘイミッチが選ばれるんですが、ヘイミッチの代わりにピータが名乗りを上げることに。
結構そこまでカットニスは大統領の言う事に従って行動をしているだけに可哀想な状況です。
そして、再び戦いの舞台に身を投じることになるふたりですが、今回は無名じゃないため、同盟を組むのがかなり楽な様子。
ただ、大会が始まったら観ている側には予想外の展開で、
選手同士の戦いはほとんどなく、
カットニスたちのグループと、もうひとつのグループに分かれて行動してる感じ。
キャピタルが用意したトラップから生き残るためのシーンばかり描かれます。大会開始当初、一部のキャラクターを紹介するシーンとかあるんですが、ほとんど活かされませんし。
作品としての煽りも最強が決まるかのように書かれてますが、津浪とか雷のような災害や、毒ガスの霧とか、生物兵器たちと戦ってばかりなので、これで決まるの最強なのかという疑問が湧いてきます。
それに印象としてですが、あんまり過去の大会の優勝者らしいノウハウや駆け引きを感じず、経験者同志の戦いらしい面白さがありません。
どうせなら人間同士の戦いをメインに描いて欲しかったですが、原作がある作品だし、元々カットニスという女性をきっかけに革命が起きていくストーリーなのでしょうがないんですかね。
そして、3部作ということもあり、色々とやり残したまま終わってしまうという気持ちの悪さ。
キャラクターや設定、ストーリーは面白いんですが、3部作揃ってからまとめて観た方が面白そうな作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
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