腕利きのスナイパーとして、その名をとどろかせるヘンリー(ウィル・スミス)は、政府からのミッションに臨むが、正体不明の人物から襲撃を受ける。
自分の動きや考えを見越しているだけでなく、バイクを使った武術を繰り出す襲撃者にヘンリーは苦戦を強いられる。
やがてヘンリーは襲撃者を追い詰め、襲撃者の正体が若いころの自身のクローンだと知る。
シネマトゥデイより。
腕利きのスナイパーのヘンリーが、政府のミッションに成功はしたものの、ターゲット付近にいる少女に当たりそうだったことから引退を考える。
その後、自分に監視がついていることに気づき、そのCIA捜査官のダニー・ザカレウスキーにちょっかいをかけたりしていた。
旧友のジャックにヘンリーが殺したターゲットはテロリストではなく、生物学者だと知らされるが、その直後、武装集団に襲われ、仲間たちが殺されてしまう。
ダニーにも魔の手が迫っているところへ、すでに自分への襲撃者を返り討ちにしたヘンリーが現れ、あっさりと倒す。
ふたりはヘンリーの元同僚であるバロンと合流すると、真相を探るべく、コロンビアへ飛んだ。
そこで正体不明の男に襲われるが、かろうじて難を逃れるものの、男の正体に奇妙な感覚を感じる。
やがて、戦いを繰り返す中、襲撃者がヘンリーのクローンだと知るという展開。
クローンって聞いていたので、見てみたら思った以上に若くてビックリ。
息子のジェイデン・スミスなのかなと思ってしまいました。
結局、ウィル・スミスでしたけど。
見どころは、屋敷への襲撃からのバイクによるチェイス。
かなりじっくりと描かれていて、良いアクションシーンでした。
逆に言うと、他のアクションシーンは悪くはないんですが、派手さがありません。
自分のクローンで軍隊を作ろうとか、自分のことだったら気持ち悪いんでしょうが、敵となるクレイ・ヴェリスも完全な悪とは言い切れないんですよね。
確かにストーリー上はヘンリーのクローンであるジュニアへの言動を考えたら人間性に問題はあるんですが、彼には彼の考えがあってのこと。
個人的にはヘンリーにとっては許せないだろうけど、目的を考えたら国家的には認めたくなる必要悪なんだろうなと。
実際、アメリカとか技術があったら表向きには人道に反すると言いながら、秘密裏には実践しそうだし。
もっとも、このクローンって根本的に問題があって、肉体的にはともかく、思考や技術は後天的なのでどうしようもないんですよね。
この作品では技術に関しては指導しているのでヘンリーと同じレベルなんですが、
精神的にかなりちょろい。
ちょっとした口撃や、精神的な揺さぶりに動揺しまくりです。
そう考えると、よく映画としてまとめあげたなあと思う作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(評価低いらしいですが、個人的には面白いという印象)
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