【E.T.】


森の中に静かに降り立つ異星の船から現れる宇宙人たち。だが彼らの地球植物の調査は人間たちの追跡によって中断される。宇宙船は急いで空に舞い上がるが一人の異星人が取り残されていた。森林にほど近い郊外に住む少年エリオットは裏庭でその異星人と遭遇、彼をかくまう事にする。兄と妹を巻き込んで、ETと名付けられたその異星人との交流が始まったが、ETの存在を知っているのはエリオットたちだけではなかった……。

allcinema ONLINEより。

昔の名作を観てみると、いかに人間の記憶が適当かわかる作品。久々に観てみたら、忘れてるとか、記憶違いが結構ありました。

ストーリーは、宇宙船に置いていかれてしまったE.T.に少年エリオットが出会い、隠れて生活するという話。

隠れて生活している間にE.T.がテレビで流れるセサミストリート等で英語を憶え、宇宙船と電話したいことがわかり、エリオットはそれに協力します。

もちろん、この電話というのは宇宙船との交信を指しているんですが、E.T.はテレビで言葉を学習しているため、代わる言葉として電話と言っています。

E.T.はいまいち融通が利かないため、空気を読まずに電話を連呼したり、仮装の怪我を治そうとして、見つかりそうになったりするんですよね。

かなり危なっかしい状況が何度も繰り返されるんですが、お母さんはまったく気づきません。まるで、黒子は見えないルールとか、【名探偵コナン】の

コナン君は目の前で蝶ネクタイに話しかけていても気にされない

のと一緒のようです。もっとも、コナン君は歩美ちゃんに「コナン君……また違う人の声出してる……」とツッコまれたことがありますが。

ありものの材料で宇宙と交信したE.T.とエリオットでしたが、E.T.行方不明、エリオット帰宅という状況で、マイケル出陣。尾行をまきながら、E.T.発見。

迷いもせずに一直線です。ここ覚えておいてください。

弱ったE.T.を家へと連れ帰るんですが、ここで母親に見つかり、国家の機関に連れ去られます。色々あって、E.T.を連れてマイケルとエリオットが逃亡。

まともに運転出来ないのに車で逃げるんですが、行先への道がわかりません。E.T.を見つけるのに迷いもしないのに、街中で迷うマイケルさすがです。

逃亡中に友人たちと合流して自転車に乗り換えるんですが、いままでずっとこの友人たちって一緒にE.T.を隠していたと思ってました。

実際にはここで初めて知るんですね。記憶の勝手な補完は恐ろしいです。

思わず、警官がショットガン持ち出して、お母さんが「銃はやめて。相手は子供なのよ!」ってシーンも記憶違いかと思っちゃいました。そっちは現行DVDは20周年バージョンなので、カットされただけでした。

ちなみに中盤以降はハロウィンネタ満載なので、ハロウィンの時期に観るのもおすすめです。

また、そのシーンで【スターウォーズ】のヨーダが出てくるんですが、ちゃっかりヨーダのテーマが流れてます。他にも細かいネタがあるんですが、文章量の都合で割愛。

ハロウィンを日本に知らしめたように、【E.T.】という作品は影響力が良くも悪くも大き過ぎて、不幸も呼んでいます。

ひとつはチョコレート。E.T.を探すためにまいたチョコレートがハーシーの製品なんですが、元々はM&M’sがオファーされていたのに断られたせいという棚ぼた。断った担当が解雇されるレベルの問題になってしまいました。

もうひとつがアタリショック。いまでもキャラクターゲームはクソゲーというのが一般的ですが、当時はいまのように前評判を確認する方法がなかったため、かなり買い控えが多かった時期。

にも関わらず、大ヒットした【E.T.】だからと権利を高額で買い過ぎて、出来たゲームが超クソゲー。しかも、権利を値段に響かせないようにするためだったのか、過剰な本数が生産されました。

どれくらい過剰かというと、ゲームの生産本数が、それまでのゲーム機本体の販売台数をはるかに上回る本数。どう考えても無理です。

結局、都市伝説になるほどのエピソードを残し、アタリ社は倒産してしまいます。

映画自体は低予算で作られたにも関わらず、ここまで大きな影響を与えた作品というのは珍しいと思います。

当時を考えてもオーソドックスなご都合SFファンタジーなので、子供にはおすすめですが、小難しい作品が好きなSFファンだとつまらないかもしれません。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(当時は気になりませんでしたが、いま観るとE.T.って気持ち悪いです。いま作られたらもっと可愛いキャラになってそう)

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2件のコメント

  1. ハレルヤ より:

    人差し指同士をくっつけて ET~と言い合うのが流行ってましたねえ~とても懐かしいです。解説読ませていただいて もう一度見たくなりました、何か記憶にあまり残っていないんですよ 断片的にしか思い出さない不思議です(汗)

    1. enta_mattari より:

      ありましたね、人差し指。怖くて出来ませんが。先端恐怖症なのか、あの手の好意が凄く苦手です。
      この作品に限らず、VHS時代の映画って記憶があいまいなもの多かったりします。

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