近未来。巨大企業を率いるジュリアン(ブルース・ウィリス)は、ヴァイスという富裕層に向けたリゾート施設を建造する。
そこには人間に酷似した精巧な女性型アンドロイドが居住者として置かれ、顧客は彼女たちを殺したり、襲ったりすることができるという、モラルに反するような場所であった。
そんな中、アンドロイド居住者ケリー(アンバー・チルダーズ)のメモリーが自動消去されず、顧客たちにされたおぞましい行為の記憶がフラッシュバックし、彼女はヴァイスから逃げようとする。
シネマトゥデイより。
ブルース・ウィリス演じるジュリアンの会社が作った『ヴァイス』というリゾート施設から記憶がフラッシュバックしたレプリカントが逃亡。
警察にも顔が利くジュリアンは、秘密裏に逃亡した女性型レプリカントのケリーを捕まえようとするが、一方で刑事のロイもケリーを追っていた。
ロイは金さえ払えばレプリカントを殺したり、レイプできる『ヴァイス』は、欲望を抑えきれなくなった人間が犯罪を犯すと考えていて、許せない存在と思っていたのである。
そのため、『ヴァイス』とことごとくもめ事を起こしていて、ジュリアンとも何度となく揉めている様子。
ロイは『ヴァイス』を閉鎖させるためにケリーを追っているんですが、映画に出てくるトラブルメイカーの刑事らしく、おそろしく有能。
なにしろ、『ヴァイス』はレプリカントの所在を調べられるように追跡装置をつけているんですが、それよりも先に見つけ出します。
洞察力や推理というより、ほぼ直感。一応、どうやって見つけたのか示されてはいるんですが、それ自体が直感みたいなもんです。
ストーリー展開自体はどんでん返しがあるようなサスペンスアクションではなく、本当に単純なSFアクションなので、ぼんやりと見ていても平気です。
逆に言えば、普通に面白いんですが、じっくり見ていると退屈するかもしれません。この辺は、普段どういう映画を好んで見ているかで評価がわかれるところかも。
ブルース・ウィリスがアピールされてますが、あくまで悪役のボスで、メインは刑事のロイと、レプリカントのケリーなので、重要な役とはいえ、
ブルース・ウィリスの出番は意外と少ない
です。
ブルース・ウィリスだからと見ようと思った人は注意してください。
ぶっちゃけてしまえば、【ブレードランナー】と、【アイ,ロボット】を足して3で割ったような作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(まあ、無難なB級映画という印象。)
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