【シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ】

アベンジャーズのリーダーとなった、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)。

しかし、彼らが世界各地で繰り広げた戦いが甚大な被害を及ぼしたことが問題になる。

さらに、それを回避するためにアベンジャーズは国際的政府組織の管理下に置かれ、活動を制限されることに。

アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はこの処置に賛成するが、自発的に平和を守るべきだと考えるキャプテン・アメリカはそんな彼に反発。

二人のにらみ合いが激化していく中、世界を震撼(しんかん)させるテロ事件が起きてしまう。

シネマトゥデイより。

【アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン】の約1年後を描いた【キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー】の続編。なんで、【キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー】はキャラクター名が先だったのに、本作は後なのかはわかりません。

ちなみに【キャプテン・アメリカ】の3部作は一旦これで完結です。いずれ別シリーズが発表されるかもしれませんけどね。

また、メインがキャプテン・アメリカサイドのストーリーとなっているので【キャプテン・アメリカ】シリーズになっていますが、アイアンマンサイドのストーリーも進行しているので、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズを観るなら押さえておきたい作品です。

先だって公開された【バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生】でも描かれていましたが、

スーパーヒーローたちの戦いによる被害

が焦点。

実際、こういうヒーローものではあまりクローズアップされませんが、【アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン】のように敵の基地を壊滅させる代わりに都市ひとつ壊滅されてはたまりません。

日本の特撮戦隊もののように戦いになったら何故か採石場に敵も味方も全員移動とかないですしね。

そこで浮かび上がったのがスーパーヒーローたちと協定を結び、許可を受けた戦闘以外は違法となる『ソコヴィア協定』の締結。要はヒーロー活動は認めるけど、国際的な政府組織の管理下に置くという内容。

その提案に対し、アイアンマンことトニー・スタークは受け入れ、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは反発。

元々、悪と戦ってきたわけではないアイアンマンが政府の管理下に入る事を受け入れ、軍の指揮下で戦うために生まれたキャプテンが否定する立場になるのは皮肉な気がします。

その『ソコヴィア協定』の署名式の会場でテロが起こり、ウインター・ソルジャーことジェームズ・”バッキー”・バーンズが容疑者として浮かびあがったことで、今後のためにもトラブルは避けたいトニーと、友人であるバッキーを信じたいキャプテンへ決別することに。

その他のアベンジャーズも組織の方針や、それぞれの思いでアイアンマン派とキャプテン派に分かれていくんですが、ソーやハルクがいないため、人手不足な部分を補充します。

そこでアントマンとスパイダーマンの参戦となるんですが、両者とも途中参戦な割に結構な活躍を見せてくれました。

スパイダーマンのチャラさに違和感を感じる人もいるかもしれませんが、アニメのスパイダーマンはもっとチャラいので、気にしたら負けです。

もうひとり、個人的には一番好きなキャラクターでブラックパンサーがアイアンマンチームにいるような印象のビジュアルが多いんですが、実はアイアンマンチームじゃありません。単にわけあってキャプテンと敵対しているだけ。

ストーリー自体は前述のヒーローの戦いによる被害が懸念される背景の中、仲間であるアイアンマンから、友人のバッキーを守りたいキャプテンたちが真相を探るという展開。

その過程で様々な事実や、人間関係に多大な影響を与えるほどの真実や言動が描かれていきます。特にアイアンマンに関する衝撃的な真実が明らかになるので、アイアンマンファンは必見でしょう。

作品自体のテーマは『復讐か、赦しか』なんでしょうね。いろんなシーンで描かれていた印象が強いので。

そして、マーベル作品の実写化はアクション、ビジュアルともにハイスピードで激しい演出が多いので飽きが来ないので本当に面白い。

難を言えば劇場の最前列で観ていると、何が起こったのかついていけないのが辛いくらい。

また、登場人物があまりにもクロスオーバーし過ぎているので、事前に他の作品を観ておかないと、誰が誰だかわからず、人物相関図が理解出来ないと思います。

少なくとも、【アベンジャーズ】シリーズ、【アイアンマン】シリーズ、【キャプテン・アメリカ】シリーズは観てからの視聴をおすすめします。

多分、初見だとウォーマシーンとファルコンあたりのキャラクターの違いがわからないでしょうし。

【アントマン】や【スパイダーマン】は主演作を観ていなくても、ほとんど問題ありません。

いつものエンドロールの特典映像は、中盤で1回、エンドロール後にもう1回あるので、注意してください。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(作品的には★10レベル。ただ、予習が必要なので、1減らしてます。)

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