【アバター】

下半身不随になり、車いす生活を送るジェイク(サム・ワーシントン)は、衛星パンドラにやって来る。彼は人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバターに変化を遂げ、不自由な体で単身惑星の奥深くに分け入って行く。慣れない土地で野犬に似たクリーチャーに襲われていた彼は、ナヴィ族の王女(ゾーイ・サルダナ)に助けられる。

シネマトゥデイより。

今年のアカデミー賞にノミネートされ、【ハートロッカー】と争った結果、惨敗という結果だった作品。

ちなみにこの作品の監督のジェームズ・キャメロンと、【ハート・ロッカー】の監督であるキャスリン・ビグローは元夫婦。キャストが夫婦というのは珍しくもないでしょうが、監督がというのは初めてなんじゃないでしょうか?

もっとも、勝者なはずの【ハート・ロッカー】も違法配信のせいで興行的には成功とは言えず、勝者なきアカデミー賞だった気がします。

また、当時は3Dや映像の美しさばかりが語られて、奥にある未開文化への侵略という背景は無視されがち。

実際、観た人たちの感想の多くは映像を賛美しているか、内容の薄さについて語っているものが多いです。

ですが、あえてここでは

面白かった

と言いたい。長いけど。別にキャメロン信者ではないので、賛美とまではいきませんが、普通に楽しめると思います。長いけど。

結局、楽しめない人というのは昨今のスピーディーな展開の作品に慣れてしまっていて、この作品のようにゆったりと時が流れて、しかも162分もあるのが耐えられないだけだと思うんですよ。実際、2時間40分って書くと、本当に長いし。

でも、【タイタニック】や【ダンス・ウィズ・ウルブズ】なんて3時間ですよ。この映画を酷評している人たちは、これらの映画は合わないでしょう。

もちろん、好みの問題なので、それが良いとか悪いとかないです。短い方が良い映画もあるし、長い方が良い映画もあるというだけで。

ただ、この【アバター】という作品については後者だと思います。多分、普通の映画のように140分程度でも作れたでしょうが、それこそ描き込むには小規模な隔離された辺境のような感じになっていたんじゃないかと思います。

もっとも、そうなったらそうなったで【第9地区】と比べられてそうですけどね。

また、展開が読めるという感想も多いんですが、サスペンスやホラーと違って、ヒューマンドラマやSF、ラブロマンスって基本的に展開読めるはずなので、あんまりマイナス材料じゃないんじゃないかと。

実は公開される前は、『アバター』という分身に意識だけと思ったら、実は肉体改造されていたという展開だと予想してました。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(長さがネック)

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コメント

  1. ハーコン より:

    私も「アバター」好きですよ^^
    ブルーレイも買っちゃったし。
    「タイタニック」、「ダンンス…」、「アバター」と劇場鑑賞しましたが、「ダンス…」以外は長くは感じませんでした。
    内容的には、「ダンス…」のSF版って感じはありましたが、アカデミー賞をとった「ダンス…」よりは面白かったです^^;
    この世界観や映像美には、このくらい解り易い内容の方があってる気がします。
    この映画にはサプライズはいらないと思いました。

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