同級生フェリックス(トム・ケイン)からパーティーに招かれた、クリス(ジャック・ゴードン)ら、5人の大学生。会場に指定された片田舎の屋敷を彼らが訪れると、フェリックスの兄ジャスティン(デヴィッド・オークス)が銃を突きつけ、全員をいすに縛り付けて監禁してしまう。何と、フェリックスはクリスたちが関係した事件で精神を病み、自殺してしまっていたのだ。その真相と自殺に追いやった者を明らかにしようとするジャスティンは、彼らに重大な秘密を告白するか、異常な試練に挑むか、どちらかの選択を強いるゲーム「真実か挑戦か」をスタートさせる。
シネマトゥデイより。
マドンナの香水にも同じ名前がある『トゥルース or デア(真実か 挑戦か)ゲーム』を強制的に行わされる作品。
日本で言えば、山田悠介の『×ゲーム』が近いかもしれない。
ソリッドシチュエーションで、軍人の兄に4人が捕らわれ、1人は協力させられている状況で話が進むんですが、
一番疑わしい男が殺されるまで
は面白い。
ただ、根本的に問題があって、『トゥルース or デア(真実か 挑戦か)ゲーム』という時点で、真実を語るか、死の挑戦になるんですが、そこが展開をグダグダにします。
ハガキを送った人間以外は真相がわからないんですが、『挑戦』なんて出来るはずもなく、『真実』を選んでも「わからない」としか答えるしかありません。
「わからない」と言うと、そこはサスペンスホラーなので、結局『挑戦』が待っているんですが、挑戦させられるのは別の人間。
真実を知らないので挑戦するしかなく、結局一番疑わしかった男だけが死にます。
でも、もしもこの男がハガキを送っていたら、誰も真実がわからないまま、ゲームだけが進むというただの殺戮ゲームにしかならないんですよね。
この時点で、『全員が犯人ではなく、兄がおかしい』、『実はハガキを送ったのは死んだ弟』あたりがプンプンしてきます。
それくらい捕まっている側が何も知らなさそうな印象を受けますが、復讐している兄が突然間抜けになったり、突然秘密を語り出す奴がいるため、呆然とします。
もうちょっと『挑戦』を選ぶしかない状況を作ったり、挑戦にバリエーションがあれば、面白かった気がします。
序盤が面白かっただけに残念。ハガキを送ったのは想像つきますが、大オチは読みにくいと思います。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(本当に悪くはない。でも、物足りない)
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コメント
巧みにオチを隠した、
どんでん返しモノは好物ですが、
昨今で、
未公開・無名作品で
日本語吹き替えがない作品って
何かしら訳ありなケース多いですよね‥
興味あったタイトルなんですが、
吹き替え無しでスルーしました‥
(;^_^A
>こうじぃ.さん
コメントありがとうございます。
基本的に吹替なしは低予算という認識を
しています。吹替入りが予算が多いという
わけではなく。
とんでもエンディングではなく、一応
伏線はあちこちに貼られているので、
そんなに酷い作品でもありません。
ただ、買うほどではないし、レンタル
でも新作で借りる必要はないB級作品な
ことに間違いはないです。