【TRICK トリック 劇場版 ラストステージ】

海外の秘境でレアアースを採掘するため、協力を依頼された天才物理学者・上田次郎(阿部寛)。しかし、採掘権は獲得してあるものの、そこに住む部族が立ち退きを拒否。上田は自称天才マジシャン・山田奈緒子(仲間由紀恵)の力を借り、部族が信奉する呪術師(水原希子)のトリックを見破ろうとするが……。

シネマトゥデイより。

【TRICK トリック】シリーズの集大成。終わり終わり詐欺と言われ続けたこの作品も、本編は終わりだと思います。

もし、続編が出来たとしても、時系列の異なるものか、スピンオフになると信じたいところ。

それくらい本作は舞台を海外に移したものの、原点回帰を果たしていると思います。

やや山田が実は初めてなんじゃないのかと思う海外で、呪術師と対決すると知るまでは異様にテンションが高いくらいの違いです。

あんなに

楽しそうな山田はシリーズ通して初めて

な気がします。

シリーズ定番の山田が仕事で酷い目にあった上、アパートネタから始まり、上田に付き合わされる流れからスタートするのも好感触。欲を言えば、最後もクビになって欲しかった気がしますが。

東山演じる加賀美に連れられ、赤道スンガイ共和国にやってきた上田と山田たち。他の同行者に過激な川島と、同性愛者らしい医師の谷岡という胡散臭い人々がいます。

シリーズ全般を通しての小ネタが散りばめられていて、スンガイはスンガイ・キンという女性が建国の母なんですが、名前からお察しです。

第1シリーズのエピソード1で、山田たちにトリックを暴かれた人物です。

【劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル】で、万練村を治める霊能力者『カミハエーリ』との関係を知り、山田たちを困惑させた彼女ですが、実は海外逃亡して、この赤道スンガイ共和国を建国したようです。

ちなみにエピソード1で死んだの『ビッグマザー』は、霧島澄子の影武者とのことらしいです。

そんな未開の南国を舞台に、呪いをかけてくる呪術師を倒そうとする川島たちが謎の死を遂げていき、山田たちがその謎を解き明かすというのが今回の話。

呪術師には、実写映画【進撃の巨人】にも出演が決まっている水原希子なんですが、妙に似合っていて笑えます。芸名は水原希子ですが、実はアメリカ人と韓国人のハーフでアメリカ人だったりします。

1歳から日本に住んでいるので、アジア人の扱いですけどね。未成年時に飲酒と喫煙で活動休止を余儀なくされたいわくつきの人物でもあります。

【失恋ショコラティエ】のエレナ役も良かった印象が強いです。本作では口調が独特なので、好みが分かれそうですけどね。

また、今回は山田に流れる黒門島のシャーマンの血が影響を受け、この島の秘密にも関わっていくことになります。

文明的な社会と、より知識の発達した未開の地という稀有な状況で、なかなかトリックを暴けない山田というのも面白い展開でした。

今回、矢部と秋葉も序盤から合流するんですが、完全に空気。ラストじゃなければいらない登場人物だったかもしれません。

最後の作品ということもあり、スピンオフである【警部補 矢部謙三2】に出ていた御手洗未来とか、矢部の初代相棒である石原もちょっとだけ登場するんですが、映画しか観てない人たちには謎人物です。

謎と言えば、災害の真実を解き明かそうとする上田が何かを持ってモゾモゾするんですが、真相を山田に説明した後、それが落ちてアップになるシーン。

映画だけ観ると意味がわからないと思うんですが、あれは【TRICK トリック 新作スペシャル3】に登場するミサンガなので、詳しくは【TRICK トリック 新作スペシャル3】を観るといいでしょう。

本当のラストはエンドロールの後なので、『月光』の流れるエンドロールを含め、ちゃんと観ていただきたい。

本当のラスト自体は、堤監督自身がやっちゃいけないことと言っていたくらいなので、許せない人も少なくないでしょう。

ただ、個人的には続編を作らないためにはあれがベストな落としどころじゃないかとも思いました。

今回はわかりにくいネタが少ない反面、シリーズを観ていないとわからないという点でも集大成なのかなという作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(個人的にはあんまり好きな終わり方ではないですけどね。)

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