退職間近のベテラン刑事 サマセットと新人刑事ミルズ。
2人の前に、キリスト教の教え「7つの大罪」になぞらえた驚愕の連続殺人事件が発生する。
胃袋が破裂する程食物を詰め込まれた大食殺人、舌と右腕を切り取られ、衰弱していく様を撮った写真が残された怠惰殺人など・・・。
悪魔のような頭脳を持った犯人の用意した衝撃の結末とは・・・!?
公式より。
キリスト教の『七つの大罪』をモチーフにしたサイコサスペンス。衝撃の結末や都市伝説として語られていることもあり、有名な作品。
一番の特徴は映像の雰囲気で、全体的にクリアな映像ではなく、もやがかかったような印象を受けつつ、コントラストの強い映像。
技術的には『銀残し』という現像の手法らしいですが、妙に印象に残ります。
作品的にはブラッド・ピット演じる新人刑事と、モーガン・フリーマン演じるベテラン刑事のコンビがかっこよく、対比も面白い。
ブラッド・ピット演じるミルズは基本的にポジティブで、未来に向けて生きている感じ。それに対して、モーガン・フリーマン演じるサマセットは世界は腐ってるように思っていて、過去に生きている感じがします。
そんなふたりが『七つの大罪』をモチーフに見立て連続殺人を続ける犯人を追うことになるんですが、正体不明、目的も不明で、犯人に大胆な行動をとられたりします。
いまでこそ、『七つの大罪』ってメジャーですが、当時はまだあまり認知されていなかったため、斬新だったということもあるかもしれません。
定番のネタになるということは、オリジナルと言える時期に作られた作品が傑作だった証明だと思うんですが、その反面、後で観た人たちには展開が読めてしまうというデメリットもあると思います。
この作品も、公開当時は本当に衝撃のクライマックスだと思うんですが、いま観る人にとっては、またこういうオチかと感じるかもしれません。
雰囲気も、ストーリー展開も、役者の演技も素晴らしいと思うので、観て損はない映画。ただ、ちょっとグロいシーンがあるのが難点ですけどね。
また、よく都市伝説として、クライマックスに『箱』の中身が見えたとかいう人たちがいますが、
『箱』の中身は一切映っていません
のであしからず。
厳密には都市伝説ですらないですが。
ちなみに犯人の名前として使われている『ジョン・ドゥ』というのは、氏名不詳のことで、ジョン・ドゥという名前ではありません。日本で言えば、『名無しの権兵衛』のこと。
同じような意味で、【Mr&Mrs.スミス】の『ジョン・スミス』は日本でいう『山田太郎』で、偽名に使われることが多いです。無駄雑学でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★★
(ケヴィン・スペイシー演じる『ジョン・ドゥ』の正体は明かされません)
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コメント
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グロいの苦手なんですけど、興味あって・・・結構、グロいですか?ナイフで切り裂いたりとか、手術シーンとかも苦手です><!!
どれくらいグロいかもし覚えてたら、教えていただけたらと思います(´;ω;`)
>詩歌さん
コメントありがとうございます。
ナイフで切り裂いたりがグロいの基準だと
すると、グロいシーンがあります。
回数は多くはないですが、結局死体の数だけ
エグいシーンがあることになるので、
手術シーンが苦手だと事後とはいえ、
直視は出来ないと思います。
>enta_mattariさん
やっぱり、そうなんですね><!!早送りしてでも見るか迷います(;^_^A
親切にありがとうございます(*^o^*)
>詩歌さん
多分地デジとかでやってる時なら自主規制
入るので、多少は諦めるとして、
見れるかもしれません。
今後あるのかわかりませんが、そういう
時に見たらどうでしょう?
たしかに!そうですね^^
ありがとうございます(*´∀`*)♪