九死に一生を得たFBI捜査官ストラム(スコット・パターソン)は、ほぼ無傷でゲームを生き抜いたホフマン刑事(コスタス・マンディラー)こそがジグソウ(トビン・ベル)の後継者なのではないかと疑い始める。
一方そのころ、密室になったとある部屋のコンクリートの床の上では、犬の首輪をはめられた男女5人が目覚めていた。
シネマトゥデイより。
なんか、あちこちでいつもと違う割に絶賛されている気がするんですが、自分の感覚が間違ってなければ、これって補完を兼ねた総集編って呼ぶんじゃないかと思うんですが……。
とりあえず、自分はシリーズ全部観ているので特に問題ないものの、【SAW4】の時もそうですが、前作を観ていないと意味がわからないシーンが多過ぎる。いや、シリーズファンのためにある程度は過去作品のネタバレはあっていいと思うんですが、今回は輪にかけて酷い。
今回もゲームと、ゲーム外の捜査が同時進行。ゲーム単体は初見の人でも楽しめると思います。ただ、同時進行の捜査に関しては、1~4までの登場人物を理解していないと、
いきなり回想的なシーンや名前が当たり前に出てくる
ため、ついていけないと思うんですが、それだけで半分くらいは占めてると思います。視聴するならシリーズを観てからにしましょう。
相変わらず、シーンと実際の時間が違う視聴者向けのトリックがあるため、ちょっとわかりづらいですが、今回のゲーム参加者は5人。頭に水槽をかぶっているのは、そのゲームの参加者ではなく、前作に登場しているストラムFBI捜査官です。
ただ、シリーズが進むにつれ、ゲームが雑になっている感が否めません。以前はルールの提示→選択の時間→ゲームスタート→結果だったのが、ルール提示がなかったり、何かを犠牲にする必要がなかったり、選択しても時間的に無理だから失敗するしかなかったり、やっぱり意志は継いでもコピーはコピーかと思わされます。
特に今回は5人全員でと言っているのにいきなりひとり死んでしまう時点で、「ああ、もうダメだ」という認識になっていた上、2つ目のゲームで「あれ? これってこうすれば死ななくないか?」って思いながら観ていたら、案の定、ゲームのネタばらしでその通り。これは予想外という部分が欲しかったかも。
そういえば、劇場公開当時にネタばらしをしたら訴えるとかあったけど、やっぱり実際には訴えていないんでしょうね。自分はあえてネタバレ避けましたが、単純な話、ほぼ総集編みたいなものなので、それ書いたら観る必要すらなくなりそうなので。
ただ、観終わった時点で気になっているのが、最後ある人物がガラスケースに入っているのですが、彼はこの後どうなるのだろうか? と、オリジナルジグソウの元妻が遺書と遺品を受け取るんですが、中身が不明のままだったように思います。その2点がやたらと気になります。
そういえば、2のダニエル(エリック刑事の息子)ってどうしてるんだか。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(シリーズ全部観ている前提の映画の評価はこの程度)
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コメント
enta_mattariさん、こんばんわです。
茶栗鼠も前作がなんのこっちゃ分からなかったです。
息子さん、どうなっちゃったんでしょうねぇ。
やっぱりおススメは、1(または2)~最終話までですよね^^/