【オリエント急行殺人事件】


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トルコ発フランス行きの豪華寝台列車オリエント急行で、アメリカ人富豪のエドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)が刺殺体で発見される。

偶然列車に乗り合わせていた探偵のエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)が、鉄道会社に頼まれ密室殺人事件の解明に挑む。

乗客のゲアハルト・ハードマン教授(ウィレム・デフォー)やドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)、宣教師のピラール・エストラバドス(ペネロペ・クルス)、キャロライン・ハバード(ミシェル・ファイファー)らに聞き取りを行うポアロだったが……。

シネマトゥデイより。

アガサ・クリスティの同名タイトルを映画化した作品ですが、ドラマ等含めると、何度映像化されたかわかりません。

オリジナルと呼ばれることの多い1974年版から30年以上ぶりのリブート。

リメイクではなく、リブートなのは、【ナイル殺人事件】が続編として制作予定のため。

レビューと言ってもあまりにも

オチが有名過ぎ

て、ほとんどの人がネタバレ状態で見ることになると思います。

むしろ、オチを知らないで、この作品を見ようと思う人の方がレアじゃないかと。

しかも、最近の映画やドラマのように何かの出来事を見聞きして何かを閃くとか、犯人との駆け引きというような頭脳戦もありません。

いろんな人に聞き込みをして得た情報から、こういう真相なんでしょうと突きつけるだけ。

証拠は本当に呆れかえるレベルで出てきますが、推理の根拠はほとんど人間関係についてのみ。

こうすれば可能ですよねと突きつけたら、犯人が勝手に降伏する感じ。

古典の名作でパイオニアなので許されますが、脱線で足止め食らった列車付近で会話してるだけなので、人によっては苦痛かもしれません。

推理もの特有のみんな集めての推理披露のシーンはみどころなんですけどね。

1974年版とは大筋では変わっていませんが、現在の事情に反映した変更はいくつか。

殺される人物が、ベビーフードの事業から引退した人物から怪しい骨とう品を扱う実業家に、ショーン・コネリーが演じていた英国大佐が黒人に変わったため、軍医に変わっていたりとか。

軍医が黒人でキャスティングされたのは、昨今のアメリカの映画業界事情なんでしょうね。

ベビーフードの事業で成功した裕福な人物というのも、現在ではピンとこないでしょうし。

過去の名作のリメイク、リブートが増えていますが、こういう時代背景がある作品は難しいですね。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(個人的に吹き替えの草刈正雄は違和感が激しかったです)

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