恐怖の“学校”が復活し、ついに“人間オークション”開催の日が来た。
ステージに上がった商品の中には、洗脳で記憶を奪われた生徒番号77番の有希もいた。
ショーがクライマックスを迎えた時、武装強盗団が乱入。トラブルで扉はロックされ、全員地下室に閉じ込められてしまう。
そして時限爆弾が起動し、狂気に憑かれた強盗団の欲望は暴走。
レイプの嵐が吹き荒れる中、有希の洗脳が解け記憶が回復。
そこから事態は、予想外の展開を見せてゆく…。
シネマトゥデイより。
『66番』を罠にはめ、校長代行代理となった女教師美津子。有川の援助のもと、オークション学校を再開。
ただ、よっぽど売り物がないのか、『76番』となったアナウンサーを使って、妹の有希を拉致し、『77番』として洗脳。
『66番』の妹で、前作を見ていれば素性のわかっている『75番』、『76番』、『77番』が出品されるんですが、『76番』だけ25歳と歴代最年長というか、女子高生ばっかりオークションされてる中、25歳はとうが立ち過ぎだと思います。
ちなみに前作の『65番』は教師になり、男子生徒大木は『74番』として奴隷になってます。
この構成を見ると、もしかして過去の学校の教師たちもナンバリングされていたってことなんですかね?
オークション学校の説明、『77番』の素性が流れた後、オークションが始まり、何故かジャンケン大会に。
オークションにかけられる3人の映像中『77番』の特技がジャンケンだったことに嫌な予感が。
ジャンケンに負けた『75番』と『76番』が裸になっていく中、2周しても全勝の『77番』。刺客として元『65番』と、男なのにチャレンジさせられる『74番』が戦うも『77番』の勝利。
まったく空気を読みません。
結局、手をガムテープで巻かれ、グーしか出せない状態でもう1周させられる始末です。
やっと終わったかと思ったら、オークションに参加していた男たちと、その奴隷女が銃とで蜂起。
しかし、勢いだけなので乱戦になり、元『65番』と『74番』が死亡。爆弾の起動スイッチが壊れ、扉がロックされるという間抜けな状況に。
しかも、交渉の過程で美津子が扉のリモコンを破壊してしまい、警備が来るまで誰も出れません。
というわけで、なんと今回は脱出ものになるという【ミッシング】シリーズを見てきた人間の予想を覆す展開に。
もっとも、トラップがあるわけではなく、単純に部屋から出る方法を見つけるか、爆弾を止めるしかありません。
その上、奴隷たちは特殊な訓練を積んでるわけでもなく、資産家もただの金持ち。美津子も【ミッシング66】で洗脳されただけのただの女教師です。
武装強盗の方にしても、やたらとやりたがる偽宇梶みたいなゴリラリーダーと、ただのヒャッハー男、よくわからない女の3人だけ。むしろ、いままで生き残れてることの方が不思議な行き当たりばったり軍団です。
そんななので、偽宇梶が何かを強制しようとして、すぐやろうとするというか、やる。の繰り返し。
洗脳が解けた『77番』も調子に乗ったと思ったら、言動がブレまくるというセクシーシーンを見せるためだけの展開で、いまいちセリフやストーリーが頭に入ってきません。
もうAVみたいに
ストーリー部分は早送りして、セクシーシーンだけ見れば
いいんじゃね? と思いたくなります。
というか、感想を書く予定のない人は、本当にそれでいい気がします。
ラストはベタですが、ちょっとサスペンスものっぽくて面白かったですけどね。
いまいち納得しづらいのが、最後の最後である人物が奴隷の名前をつぶやくんですが、そこは番号をつぶやくべきじゃないのかなって思います。
これで【ミッシング】シリーズも一応一区切りみたいですが、ほっとしたような、寂しいような複雑な気持ちです。
オススメ度(10段階)……★
(『76番』ってウイルス発症してるわけだから、あの場にいた全員感染してるんじゃないのかね?)
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