アンバーとその仲間たちは夏祭りの夜に「謎のかぎヅメ男」をふざけて再現し、人々を脅かそうとするが、仲間のひとりが事故死してしまい…。
「キネマ旬報社」データベースより。
ティーンズホラー【ラストサマー】の第3作。サスペンスやスリラーではなく、ホラーになってしまいました。シリーズもののため、推理カテゴリーにしてあります。
見事なまでに日本のことわざでいうところの長者三代(一代目が築き、二代目が守り、三代目が浪費する)を地でいっています。
1作目で『鉤爪男(フィッシャーマン)』のキャラクターとジェニファー・ラヴ・ヒューイットのセクシーさを売りにして、それなりにヒット。
2作目は劣化してはいるものの、なんとか平均以上の質はキープ。
3作目は完全にシリーズの名を借りただけの別物になっています。一応、10年後という設定で、『鉤爪男(フィッシャーマン)』の事件はあったことになっていますけどね。
序盤は仲間の一人が死に、それをいたずらの結果の事故とは言えなかった若者たちを誰かが殺そうとしている復讐劇という印象。
若者たちも本気だとわかると、必死に犯人を捜そうとし始めますが、今回の『鉤爪男(フィッシャーマン)』は前作以上に神出鬼没。というか、消えます。
完全に人間ではなくなってました。
どうやら説明を聞いている限りだと、『秘密』を隠しているティーンエイジャーを殺しに来る存在になっちゃったようです。
おかげで誰が見てたとか一切関係なくなっちゃって、そこまでのサスペンスシーンはまるで意味がなくなり、ティーンエイジャー以外も殺されることで、結局なんなの? という感じでした。
雰囲気があるのがせめてもの救いですが、
オススメ度(10段階)……★★★★
(映画って長者三代のケース多いですよね)
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コメント
ラストサマーに3なんてものは存在しなかったのだ。
>ら氏さん
コメントありがとう。
マジで3なんてあったっけ? と思っていた
せいでシリーズをレビューするのが今更だったと
いうのは内緒だ。