映画 賭ケグルイ(Amazonビデオ)
政財界有力者の子女が通っている私立百花王学園では、ギャンブルの勝敗によって生徒たちの階級が決められていた。そんな学園に、蛇喰夢子(浜辺美波)という少女が転入してくる。
学園を支配する生徒会は、リスクを負うことで至上の喜びを得るギャンブル狂の彼女を警戒し、腕に覚えのあるギャンブラーを刺客として送るが、ことごとく倒されてしまう。
そこで生徒会は、百花王学園史上最大のギャンブルバトルを開催する。
シネマトゥデイより。
ギャンブルがすべての学園に転入してきたギャンブル狂の蛇喰夢子が生徒会や、夢子に目をつけた相手とギャンブルしていく同名コミックの実写化。
アニメはコミックにかなり忠実でしたが、実写は2期あったTVドラマシリーズはストーリーは割と忠実なものの、キャラづけはやや違う印象。
主人公の夢子はギャンブルとなると異常に興奮する性質で、失うものが大きいほど興奮します。
どちらかというと、性的な興奮に近いんですが、さすがに浜辺美波演じる実写版ではそこまでではなかったと思います。
また、コミックやアニメでは、かなり顔芸のインパクトが強いんですが、実写では頑張ってる人と、そうでもない人に分かれてた気がします。
特にこの劇場版では、ほとんどなかったはず。
あと、これは本筋に関係ないのでどうでもいいですが、巻き込まれながらも夢子と行動をともにする鈴井くん。
強い設定なんかないはずなのに、オープニングでは何故か達人のような動きを見せています。
そんな夢子と鈴井、夢子の友達と化している早乙女芽亜里や皇伊月たちが主催するギャンブル『生徒代表指名選挙』に参加するというのが今回のストーリー。
他には、以前のギャンブルで負け、家畜扱いされていた木渡や、『ヴィレッジ』と呼ばれるギャンブルを否定している集団のメンバーが参加します。
あらすじや予告を見て、てっきり『ヴィレッジ』はスピンオフで芽亜里が主役の【賭ケグルイ 双】に出てくる善咲会を再構成したものかと思ったんですが、劇場版オリジナルでした。
そのため、ストーリーや行われるギャンブルも原作にはないものだと思います。
立候補自由だったため、人数を絞るのに行われたのが『票争奪ジャンケン』。
参加者にジャンケンのカードが1枚ずつ配られ、20枚集めたペアが勝ち抜けというどこかで見たようなゲーム。
ただし、制限時間10分というのが無茶振り。
とりあえず、カズレーザーはギャンブルに向いてない。
そして、決勝は4組のペアによるトーナメントで『デュアルクラッシュポーカー』というゲームが行われます。
立候補者以外の生徒たちは、『支持率争奪ゲーム』という立候補者たちのどのペアが勝つかを賭けるゲームに強制参加。
『デュアルクラッシュポーカー』は1から7とジョーカーを使ったゲームで、ポーカーというより、完全に別のゲーム。
ただ、実際にやったら意外と面白そう。
決勝のメンツも、お前誰だよと思ったらロボットだったり、なかなか濃いメンツで面白そうだったんですが、
ある人物の企みがバレる辺りから一気につまらなくなります。
そこまでは本当に面白いんですけどね。
また、鈴井が頑張ろうとしているのに対し、夢子がやたらつれない感じなだけで、よく考えたらほとんど何もしていないという事実。
夢子は別に無敗のギャンブラーではないから、必勝の奇策とかなくても構わないので、【ライアーゲーム】に近いと言えば、近いんですけどね。、
それでもさすがにネタバラシくらいしかほとんどしてないというのは微妙じゃないかと。
というか、この作品、原作では再登場して来ないレベルの木渡がいろんな意味で全部持っていってる気がします。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(クライマックスまでが面白く、真相がわかってからがつまらないって珍しいんじゃ。)
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