薄暗いオフィスに監禁され自由を奪われた6人の男女の前に、社長のトーマス・レッドマン(ニコラス・ホープ)と名乗る男が現われる。連続殺人犯として投獄されていた彼の無実を証明し、彼に罪を着せた真犯人を探し出すよう業務を言い渡す。ミスをするたびにナイフで額を傷つけられ、ミスが5回になるとクビ切り(死)という過酷な状況の中、6人はさまざまな方法で捜査を開始する。
シネマトゥデイより。
ビジネス等で使われる『ヘッドハント』と、頭部を切り落とすという意味の『ヘッドハント』をかけてる作品。
正直、オープニングでなんとなく面白そうな雰囲気だと思った直後、首が切られた死体の出来栄えがあまりにも酷かったのでガッカリ。
犯人のレッドマンのニヤリ顔で、また、出オチパターンかと思って観続けていると、目撃者の入浴シーン。オッパイの上でカットしてるので、脱がない女優なのかと思わされます。
ところが、どうやらチャットガール、日本ではインターネットレディと求人ではわかりにくい名前の職業らしく、余裕で脱ぎます。
せっかく脱いだんですが、残念ながら全然そそられません。ビデオメールで客を増やすように説教されるだけあります。
で、拉致から覚めると、オフィス兼監禁部屋。以前から捕まっている男を含め6人で業務スタートですが、すでに男の額には4本の線。
くだらない事で争いになり、警告5回目でクビになります。それでこの状況が本気だと思い知った人たちが作業を開始するんですが、みんな適当。
急ぐ気配とかありません。仕事した振りしながら時間を引き延ばせとか言い出します。
文章にして読むと凄くつまらなく感じるんですが、レッドマンがあまりにもシュールな印象のどう考えてもサイコパスな人物のため、面白かったりするんですよね。
自分の無実を証明しろと言っているのに、監禁した人物たちを殺しているのでまったく意味がありません。会話も微妙にすれ違っている感じで、いかにも頭がおかしい感じ。そして、凄く気になる
頭に乗っかってるズラ。
誰か死ぬ前にツッコめと心の中で叫んでました。どう考えてもレッドマンがおかしいだけなんですが、無実を証明しなければいけない状況だけでもきついのに、笑うに笑えません。
その上、どう考えても変な手術を受けたせいでサイコパス化しているレッドマンはすぐキレるし。
真相の提示があまりにも唐突過ぎて、やっつけ感がありますが、途中の展開は掘り出し物レベルです。
ややグロいと思うシーンもありますが、オープニングの死体からは想像も出来ない良作でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(名作とは言えないまでも、B級作品としては上等の出来)
- 《関連リンク》
- おすすめ推理映画リンク集
- 映画|エンタカフェ
- エンタカフェ
ヘッドハント [DVD]
コメント