【ハンニバル・ライジング】


『レクター博士』の誕生秘話である。

1944年のリトアニア。名門貴族の家系に生まれたハンニバルは、戦争により両親を失い、妹のミーシャと山小屋に隠れ住んでいたが、逃亡兵たちがやって来て監禁されてしまう。

その後、妹と引き離され、孤児院に送られたハンニバルは青年となり、逃亡兵たちへの復しゅうを始める。

ストーリーとしてはこれだけ。いわゆるゴア・ムービーではないので、残虐シーンもほぼなし。ただ、【羊たちの沈黙】シリーズの根源であるハンニバル・レクターが何故食人するようになったのかが明らかになるので、レクターの生い立ちが気になる方はどうぞ。ちなみにこの『ハンニバル・レクター』のせいで、カニバルとハンニバルを混同する人が結構多いですが、実際は『ハンニバル・ザ・カニバル(人食いハンニバル)』です。

もっとも、この【ハンニバル・ライジング】という映画。設定も後付けな上、監督が前作(ハンニバル)まではリアルl、今作(ハンニバル・ライジング)はファンタジーだと言い切っているため、ところどころシリーズファンには違和感を感じるところも。

この作品の上映当時、マーケットとしての日本が重要視されていたためか、日本の観客に媚びた感じの作品がチョコチョコあるんですが、この作品でもそんな印象が。

この作品でハンニバルは子供の頃、叔父の家に引き取られるのですが、その奥さんが日本人で、レディ・ムラサキ(紫式部)。また、過去の3作でレクターが日本に造詣が深い設定が出てた記憶が一切ないのですが、やたらと日本刀とか興味津々です。

あと、前作までのファンからすると、主演のギャスパー・ウリエルがイケメン(死語だと思う)ではあるけど、アンソニー・ホプキンスとイメージが違いすぎるらしいです。1作目の【レッドドラゴン】(【刑事グラハム】でも、【マンハンター】でもいいですが)もアンソニー・ホプキンスじゃないんだし、これはこれでいいんじゃないかと思います。むしろ、ギャスパーのサイコっぽい笑顔が素敵だと思うんですよね。ちょっと【デスノート】のキラに近いイメージで。

そういえば、レクターは多指症のはずなんですが、この作品では忘れられているような気がします。

そして、【ハンニバル】でも少し語られるんですが、ハンニバルがミーシャと別れたと気に何があったのかは、想像してしまうとかなりトラウマになっても仕方がないと思う感じ。都市伝説とかならよくある話ではありますが、日常で想像出来てしまうところが余計に嫌。

ここまで書いてみて、いや、やっぱりこの作品は【羊たちの沈黙】シリーズとして観ると心底は楽しめないけど、別作品として観れれば、クライムサスペンスとして面白いような気がしてきました。異常な美形が復讐と称して殺人を繰り返す様と考えると、結構良い。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(賛否が分かれる作品なので、オススメ度はこのくらい)

【ハンニバル・ライジング】詳細

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2件のコメント

  1. SECRET: 0
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    正直・・・
    私はこの作品は好きになれませんでした;
    ハンニバルと羊たちの~があまりにも、
    素晴らしすぎて;
    どーーーしても比べてしまいますね。。。

  2. enta_mattari より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >♥m i w a♥Love Movie♥さん
    コメントありがとうございます。
    結構、好き嫌い分かれると思います。
    自分は平気でしたが、シリーズとしては
    なんか違うって思いますからね。

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