【ゴールデンスランバー】


凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが……。

シネマトゥデイより。

予告で気にはなっていた作品。自分は好きでしたが、

多分賛否が分かれる

と思います。

大学時代の友人に釣りに誘われたはずが、お前はオズワルドにされると言われ、わけがわからないうちに逃亡開始。友人は車ごと爆死。

わけもわからず連絡をとると、行く先々でまるで何かの組織の人間かと言いたくなる連中に追われます。

明らかに警察だと思われるかもしれませんが、普通の警察はショットガンを街中でぶっ放しません。

また、映画とはいえ、総理が殺されたからって仙台を封鎖したりとか、滅茶苦茶です。湾岸書なんて、レインボーブリッジすら封鎖出来なかったのにね。

まあ、結局謎の組織どころか、普通の警察なんですけどね。黒幕はわからないけど。

さて、そんな無茶振りされた主人公の青柳を演じる堺雅人。とぼけたキャラクターを演じていますが、【ジェネラル・ルージュの凱旋】や【JOKER 許されざる捜査官】の印象が強いのかもしれませんが、どことなく悪人に見えます。

ただ、実際にはヘタレな役なので、様々な人たちに助けられます。家族や大学時代の友人たち、恋人でもあった樋口晴子、昔のバイト先の花火職人、勤務先である宅配業者の先輩等。

そのそれぞれが個性的で魅力のあるキャラクターですが、演じる役者も演技派が多く、キャラ負けしていません。

特に連続殺人犯のキルオを演じる濱田岳はツボにはまれば最強です。ひょうひょうとしていて強いキャラって本当にかっこいいです。

また、伊東四朗が主人公の青柳の父役なんですが、インタビューに囲まれているのに、毅然として息子を知っていると答えるシーンにはちょっと感動して泣けちゃいました。

リポーターたちの「信じたい気持ちはわかりますが」という言葉に、「信じてるんじゃない! 知っているんだ!」というくだりは本当に親だなあって。

そんな家族や友人、逃亡中に出会った人々との絆や信頼を感じさせる展開が、ビートルズ解散直前のポール・マッカートニーの心境を想像させます。

事実がどうだったのかは知るよしもないですが、ポールはかつての絆を取り戻したくって、ゴールデンスランバーからジ・エンドへとつながるメドレーをつないだんじゃないかと劇中では語られています。

ビートルズも、青柳を含めた大学の友人4人も、もう一同に会する事はありませんが、人生というのはどこかで誰かとつながっているんだなって思わせる作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(サスペンスと考えるといまいちですが、ヒューマンドラマと考えるとかなり面白い)

予告編

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2件のコメント

  1. カズ より:

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    リアル感があまりなかったですよね
    そこが残念だと・・・・・・

  2. enta_mattari より:

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    >カズさん
    コメントありがとうございます。
    リアル感を出そうとして失敗するよりは
    いいんじゃないかと。

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