【真夏の方程式】


きれいな海に面した玻璃ヶ浦で計画されている、海底鉱物資源の開発。

その説明会に招待された物理学者・湯川学(福山雅治)は、緑岩荘という旅館を滞在先に選ぶ。

そして、そこで夏休みを過ごす旅館を営む川畑夫婦(前田吟、風吹ジュン)のおい、恭平と知り合う。

次の朝、堤防下の岩場で緑岩荘に宿泊していたもう一人の客・塚原の変死体が発見される。

図らずも事件に直面した湯川は、旅館廃業を考えていたという川畑夫婦や、夫婦の娘で環境保護活動に奔走する成実(杏)らと塚原の思わぬ因縁を知る。

シネマトゥデイより。

福山雅治演じる物理学者の湯川学が主役の【ガリレオ】シリーズの劇場版第2作。

ドラマや映画の原作として、かなりの安定感を得ている東野圭吾の小説が原作で、かなり原作に近い内容になっている様子。

普通なら原作通りなんだから問題なさそうなものですが、この作品に関してはそうでもないようです。

実際、テレビシリーズから観ている身としては、まるで別の作品にしか見えないんですよね。

テレビドラマと同じならテレビでいいので切り口が違うというならわかります。しかし、この作品の場合、何か違うんですよね。

この作品の面白い部分というのは、変人ガリレオこと湯川が不可能と思われる事件を物理学の実験で証明する流れが爽快で面白いんだと思います。

でも、この映画では普通に観ていても

推測されない謎がない。

伏線が張ってあり、それを回収するだけで謎が解けてしまう。

これだと推理作品独特の答え合わせを楽しむ余地がありません。

また、この映画での湯川は多少変わってはいるものの、割と常人に近い人物になってしまっていることにも違和感が。

湯川の特徴として、解を見出した瞬間、周囲の迷惑を顧みず、何にでも計算式を書き始めるという奇異な行動があげられます。

しかし、この映画での湯川は答に感づいているので、自分の考えた解が正しいのかを現場で確認するだけで終了してしまうんですよね。

苦手なはずの子供に関しても、邪険にする割に自分から近づいているし。

これを柴崎コウや吉高由里子が演じた刑事たちとつきあってきた結果の変化と見るべきなのか悩むところです。

ただ、作品中唯一と言ってもいい実験のペットボトルロケットのくだりは凄く良い。ヒューマンドラマの1シーンと思って観れば、かなり印象的な流れでした。

結論としては、テレビシリーズの【ガリレオ】に思い入れがなく、かっこいい福山や、日に焼けた杏を見たいという人にはおすすめですが、そうでない人はハードルを下げた方がいいと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(つまらないわけではないけれど、昨今の難解な推理ものの方がウケることを考えると勧めづらい)

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2件のコメント

  1. 昨日FC2の動画で見ました(^^) 堤真一が犯人役で出ているのを前に見たことがあります。あれも おもしろかったなあ~他にもあるなら是非見てみたいです

    1. 【容疑者Xの献身】ですね。
      【ガリレオ】シリーズの映画版は、人間関係が前面に出ているので、テレビ版と違い過ぎるのが難点です。
      ちなみにFC2動画は基本的に違法アップロードなので、コメントにFC2で見たと書かない方が良いですよ。
      どこで炎上するかわからないので。

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