【ELEVATOR】


マンハッタンのウォール街に立つ超高層ビル。その最上階にある会場で開かれるパーティーに向かう9人がエレベーターに乗り込む。しかし、最上階に向かう途中の49階付近で急に停止してしまう。事故にせよ故障にせよ、救助の人間がやって来るか、再び動き出すだろうと、のんびりと過ごしていた乗客たち。しかし、そのうちの一人が「わたしは爆弾を持っている」という衝撃的な告白をする。それを機にパニックに駆られエレベーターから脱出しようとあがく乗客たちだったが、次から次へと思いも寄らない出来事に見舞われていく。

シネマトゥデイより。

エレベーターが密室化するサスペンス映画。

9人(厳密には10人)が閉じ込められるんですが、その中でよくある人間劇が起こるという流れ。厳密というのは、隠れてる人物がいるとかではなく、単純に1人が妊婦です。

一般的というか、定番のストーリーとしては閉じ込められた人たちが狂気に陥っていき、殺し合いを始めるとか、脱出しようとして、一人ずつ死んでいくというのがパターンですよね。

でも、この映画の場合、発端は社長のむかつくガキのイタズラ。というか、目的が乗客のひとりで閉所恐怖症の男性をビビらせたいためと、本当にろくでもない。

そのガキが緊急停止ボタンを押してしまったため、エレベーターが止まってしまうんですが、それに起こった閉所恐怖症の男を社長はクビに。普通なら、この時点でクビになった男が

ガキをフルボッコにしてもしょうがない

と思います。結局、エレベーターはボタン連打で一度だけ動いたものの、その後は全然動かず、という状況。

妊婦はトイレ我慢できなくなるし、婆さんは実は旦那が社長の会社と、エレベーターに乗っている営業マンに買わされた投資商品のせいで自殺したと責め出す始末。しかも、心臓病で死ぬ間際に爆弾がどうとか言い出すし。

エレベーターに同情した時は、一部の人物を除いて、全然顔にも出さなかったのに腹に一物抱え過ぎです。

その上、エレベーターの非常ボタンで通じた相手の言動があまりにも横柄で、この呼び出しも細工があるように感じます。

婆さんについてる爆弾と思われている機械も実はペースメーカーで、引っ掛けなのかと疑いたくなるくらい。

ガキはガキで再びやらかしてくれるので、そいつを殺すのが一番安全じゃないのかとツッコみたいです。下手すれば、一人閉所恐怖症で何もできず、一人心臓発作で死亡、一人片腕切断で死にかけという状況を一人で作り出しているところです。

というか、閉所恐怖症の男は案外タフで、口こそ悪いがナイスガイだったり。変な発作も起こさず、頑張って助かろうとしていて、地味にムードメーカーになってます。さすがオープニングでセンターポジションです。

単純な話なんだか、捻りが効いた話なんだかわからないまま、何の解決もせずに話はどんどん進みます。

そもそも、外部の情報がまともに入って来ない上、電話がつながっているジャーナリストは視聴率のことしか考えてない疑いもあり、救助も本当に来ているのかも謎。

本当に散々な状況で爆弾を作った人物の情報が入り、爆発は起動から2時間だけど、残り時間は10分くらいしかないことが判明。そこで、ダラダラした展開だった割に案外時間が経過していることにびっくり。

よく面白い時間が経つのは早いけど、つまらないことは時間が経つのが遅いということを考えると、案外面白いのかもしれません。

ちなみにグロいシーンはないので、安心して観れる作品でもあります。

個人的には後半である人物が、ガキと社長のことをボタンを押したがる家系と評していたのが一番面白いシーンだと思います。

作品中、誰も気にしていませんが、一度目ボタン押しまくってちょっと動かしていなければ、扉を開けたら出れた気がします。

そう思ってしまうと、ボタンで他人を不幸な目に合わす最低な家系ですね。。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(映画館や新作で観ると割高に感じるかもしれませんが、テレビや旧作で観たら意外な掘り出し物に感じるかも。)

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