タイムリミットは24時間。解かなければ、死。
目覚めると、謎の立方体。女は手足を縛られ、首には何か埋めこまれたようなふくらみ。
ポケットの中には、“1月11日 8:30″と書かれたマッチと、見知らぬ小さな鍵。空間内には、自分を映し出すテレビモニターとベッドだけが置かれ、大きな壁掛けのデジタル時計がカウントダウンを始めている。
脱出しようにも、出口は塞がれ、悲鳴も誰にも届かない。
「一体誰が、何のために?時計がゼロになった時、一体何が起きるのか――」
空間内に散りばめられた僅かなヒントを頼りに、彼女は謎の答えを導き出し、生きてここを出ることができるのか! ?
シネマトゥデイより。
【CUBE/キューブ】シリーズの便乗作品なんですが、これは販売元のトランスフォーマーによる悪意を感じます。
内容紹介として、【CUBE/キューブ】から18年、ソリッドシチュエーションの新たな傑作と、まるで【CUBE/キューブ】の新作のような説明。
そこまでならまだ便乗商法でよくある手口。
でも、そこからが本当に酷い。謎の立方体として紹介されている空間ですが、
どうみても木造の小屋の1室
です。誤解のないように補足しておきますが、木造の小屋にしか見えない謎の立方体ではありません。謎でもなんでもないただの部屋です。
壁も木製なのでたわむし、デストラップもありません。普通に扉もあって、謎の人たちが出入りしては、意味深なことだけ言って去っていきます。
どうやら、謎の人たちは監禁されている女性がを知っている何かを思い出させたい様子。
当然、そんなシチュエーションから密室からの脱出という展開になるはずもありません。
タイマーが減っていくし、首に何か埋まってるから状況を理解しようとするだけで時間が経過していきます。
結局、何が行われていたのかはわかるんですが、何も解決していないので、観ている側はすごくモヤモヤが残るかもしれません。
ちなみに【CUBE/キューブ】のようなグロいシーンは皆無ですが、その代わり、全然ドキドキハラハラもしません。
オススメ度(10段階)……★★
(発想の転換という意味では面白いんですが、観る価値はないと思います。)
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