【ディパーテッド】

クライムサスペンスなので、推理モノとは違うのですが、推理モノ好きな人の方が観そうな作品。王様のブランチであらすじをほとんど観たの忘れて借りちゃいました。

身内のほとんどが犯罪者というビリーは、自らの生い立ちと訣別するために警察官を目指していた。だが、運命のいたずらか、潜入捜査官として嫌悪している犯罪者になることを命じられる。

一方、マフィアのボスであるコステロに育てられ、忠実な内通者となるために警察に入ったコリンは、マフィアへと情報を提供していた。

やがて、ビリーとコリンは警察とマフィアそれぞれに内通者がいることを知るが、お互い自分が内通者であるため、下手に動くことが出来ず、焦り始める。

そんな日々が続く中、マフィアがミサイルの精度をあげる技術が記録されたマイクロチップを入手。中国の組織と取引を進めていることを知る。

お互いの存在をまったく知らないまま、ふたりの潜入者たちは運命を翻弄されていく……。

香港映画である【インファナル・アフェア】をレオナルド・ディカプリオとマット・デイモンでリメイク。マフィアのボスはジャック・ニコルソン。

王様のブランチでスト-リーの大半を観ていたため、流し見していたんですが、あることからビリーがコリンを警察内部にいる内通者だとわかってからが面白い。王様のブランチを観ていたときに、ここまで観たら、観なくてもいいよねとか皆で話していたんですが、怒涛の展開に観ながら「うそっ!」と叫んでました。選択肢としてはあると思っていたけど、そこと思ってないタイミングで起きたり。ホラー慣れし過ぎているのかもしれないけど。

ちょっとなあって思ったのは、ディカプリオとマット・デイモンが雰囲気が似ているため、明確に対比がしづらかったこと。あえて似たふたりにしたのかもしれないけど、接する人たちが被っているため、ちょっとわかりづらいかも。

逆にジャック・ニコルソンの悪役振りが久々に発揮。最近は【恋愛小説家】や、【恋愛適齢期】などの方が印象に残っているため、シャイニングの恐怖の父さん役の印象が薄くなってましたが、やっぱり彼はサイコっぽい役をやっていただきたいw

ちなみに自分は【インファナル・アフェア】は最後まで観れませんでした。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(面白さとオススメ度は必ずしも一致しない不思議)

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【ゾディアック(2007)】

1969年、ドライブ中のカップルが襲撃され、女性は死亡、男性も重症を負う事件が起こった。その1ヵ月後、新聞社に事件の犯人と思しき人物――後に“ゾディアック”と名乗る男から犯行を告白する手紙と暗号文が届けられる。曰く、暗号文を新聞に載せないと大量殺人を決行するという。暗号は新聞に掲載され、新聞記者のエイブリーや風刺漫画家のグレイスミスは“ゾディアック”の謎解きに並々ならぬ関心を見せていくのだった…。

(@映画生活より引用)

にしても、なんだろう、この映画。上映当時、話題になった理由がわからない。デビッド・フィンチャー好きならたまらないのかもしれないけど、それも絵面だけの話だし、一般受けする気もしない。

ゾディアック事件自体は有名で、【ダーティーハリー】の元になった実際の事件。日本では【八つ墓村】、【SIREN】の元になった津山事件と存在としては近いかも。もっとも、こちらは犯人捕まってますけどね。

それにしても、マスコミなどメディアに挑戦状を送り続けているのに捕まらなかったというのは、この事件の特異性でしょう。ホラー映画やミステリーでもたいがい犯人が捕まらないまでも、正体はわかるものですが、この現実にあった事件は完全に不明でしたし。

ある意味、元になった犯罪が劇場型なので、事実をなぞるだけでも作品になっていますが、逆に言えば明らかになっていないことを描くことが出来ないため、オチはありません。

なので、この映画を観る時に気をつけて欲しいのが、この映画は犯人探しのミステリーではないので、犯人を追うことで運命を狂わされていく様をご覧ください。

オススメ度(10段階)……★★
(多分好みで最悪か最高かの評価に真っ二つになる作品)

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【映画 謎解きはディナーのあとで】

財閥の令嬢で新人刑事の宝生麗子(北川景子)と執事の影山(櫻井翔)は、久しぶりの休暇を楽しむためシンガポール行きの豪華客船に乗り込む。しかし、出航後ほどなくして船内で殺人事件が発生。乗員乗客3,000人を乗せた船が目的地に到着するまでの5日間に犯人を捕らえ、事件を解明しようとする麗子と影山だったが、次々と事件が発生してしまい……。

シネマトゥデイより。

テレビドラマはちゃんとチェックしていたので期待しながら観た作品。

財閥のお嬢様で刑事の宝生麗子と、執事でありながら主人である麗子に慇懃無礼な言動をとる影山が事件を解決するストーリー。

ターゲットは女子中高校生辺りだと思うので、あんまり難しい謎とかはないと思ってください。

むしろ、北川景子と嵐の櫻井翔の掛け合いを楽しむだけの作品くらいに思って観た方が良いです。

さすがに【富豪刑事】のようなメチャクチャさはないですが、北川景子演じる美女で、決して頭が悪いわけではない麗子が、影山にやり込められて、「もうっ」となるやりとりは本当に面白い。

見どころはそういうやりとりなので、あんまり

推理映画としては期待しない方がいい

かも。

というか、この作品の最大のネックは本来は探偵役にあたる影山が推理をしているように見えないこと。

基本的に麗子が推理したのを影山が馬鹿にして、前述のようなやりとりのあと、真相を説明するという流れになります。

普通の推理作品では、そこにいたるまでの過程で探偵役が証拠を集めたりするものですが、この作品の場合はそれがほとんどないんですよね。

大体が真相を理解している影山が犯人を問い詰めて終わりという感じで、何故そう推理したのかは説明なし。

真相はこうでございますと言われたら、そうですかとしかいいようがないです。まあ、その辺は金田一耕助シリーズも犯人が否定したら終わってしまうものもあるので、しょうがないのかもしれません。

今回の舞台は宝生グループの豪華客船で、麗子と影山は麗子の名がついた船が最後となる航海のために乗っていたら、財宝が載っていて、アホな上司の風祭もいたという展開。

見たことのあるような人々がキャスティングされていて、映画らしく、すごく豪華。逆に言えば、豪華なだけで何もないハリボテみたいな印象。

豪華なキャストのためにいくつかの話が複合して、最終的にまとまっていくという流れになっているため、テレビドラマ版と比べてもテンポが悪い気がするし。

要潤が全裸で土下座死体になっていたり、宮沢りえの下町おばちゃん演技は珍しいものを見たという感じにはなるんですけどね。

ジャニーズやフジテレビが関係している映画は、よく学芸会と揶揄されることが多いですが、学芸会っぽい方が面白い作品もあるので、それはそれでいいんじゃないかと思います。

ただ、そういう作品は長々やるとつまらなくしかならないので、CMの入るテレビならともかく、映画で120分は失敗だったかもしれません。

個人的にはつまらないとは思わないけど、北川景子や櫻井翔のファンなわけではないので120分はダルかった作品でした。ちなみにテレビドラマ版を見ていなくても問題ないです。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(推理映画としては勧めませんが、単なる娯楽作品としてならそれなりに楽しめるのでは)

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【プレステージ】

ドラマのカテゴリーな気もしつつ、観ていた感覚として、サスペンスのような臭いがしていたため、あえて推理にしてみました。ぶっちゃけ、観る前に想像していた作品じゃありませんでした。てっきり派手なマジックを使って目を引いてる間に、裏で泥棒とかするんだと思ってましたw

ストーリーも長く書こうと思えば長くなるんですが、1、2行で済まそうと思えば済む気がします。

いや、本当にそれだけなんですが、そこはそれ、【33分探偵】ではないので、無理やり伸ばすのではなく、相手との駆け引き、マジックのタネを洗練していく様、周囲の人間関係などが描かれています。まあ、もうちょっと詳しく書くと、こんな感じ。

瞬間移動マジックのタネに見せられたマジシャンたちが、お互いの人生を狂わせて行くストーリー。

マジシャンのボーデンは、ライバルのアンジャーの瞬間移動マジックのタネを見るために忍び込んだ舞台下で、アンジャーの死に遭遇する。ボーデンは過去の因縁もあり、逮捕されてしまう……。

数年前、アンジャーとボーデンは、あるマジシャンのもとで修行していた。そんなある日、ボーデンの結んだロープが原因で、助手であったアンジャーの妻が水中脱出マジックに失敗して溺死する。

ボーデンと決別したアンジャーは、復讐のためにボーデンの手品を失敗させ、ボーデンは小指を失わせる。それ以来、ふたりは互いの邪魔をし合うようになる。

ふたりはそれぞれのアプローチから、瞬間移動マジックをプレステージ(偉業)へと近づけていくのだが……。

細かい伏線が積み重ねられていて、本当に何気ない台詞や、シーンに意味があって、マジシャンを取り囲む現実や、エンディングの真実に集約されていく辺り、作りこまれている感じです。

また、アンジャーが科学の方向からタネを考えていくのですが、その装置が派手なこと。よくハッタリで小さく済む機械をわざと大きくして、すごい機械と見せることがありますが、この映画の中の機械は完全にオーパーツな上、そんなサイズじゃ無理というサイズ。多分、実際に作ったら、劇場なんかに収まらないよという技術だったりします。

色々と騙されないように観ても騙されるシーンが多いですが、そんなの気にせずに騙されながら観ると、より楽しいと思います。

既に観た人でよくわからなかった人はこちらをどうぞ。

プレステージのネタバレ

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(CMほどの華やかさはないのです)

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【オトシモノ】

沢尻会会長沢尻エリカ主演の呪われホラー。共演は小栗旬と若槻千夏。

ざっとあらすじ。

奈々(沢尻エリカ)の妹が、拾った定期券を届けた後、留守電を残して行方不明になってしまう。留守電にはやはり数日前に定期を拾って行方不明になった範子の同級生、孝を見たと入っていた。

一方、藤田香苗(若槻千夏)は、ボーイフレンドの茂からもらったブレスレットがはずれずに困っていた。しかも、それは茂が電車内で拾ったものであった。それを知った香苗がホームで見つけた茂を問い詰めようとすると、何かにとり憑かれた彼に襲い掛かられる。

突き放された拍子に線路に落ちた茂は、不意に正気に戻ると、「ヤエコに気をつけろ!」と叫び、電車にひき殺されてしまった。

奈々は妹を探し、連れ戻すため、香苗は死ぬ寸前まで自分を心配してくれた茂のため、呪いの真実を探ろうと決意する。

そんな中、心臓を患っている奈々の母が発作を起こし、ひとりホームへと向かった香苗がヤエコに襲われるが、ある人物に助けられた。

奈々は何かを知っている様子の久我俊一(小栗旬)に助けを求めたが、彼は詳しいことを何も知らず、知っている先輩を紹介しようとするが、その川村は見たという血文字を残し、死んでしまう。

トンネルに何かがあると確信した奈々たちは、トンネルへと入っていく……。

いやあ、こういう風に書くと案外普通のホラーっぽいですが、

ツッコミどころ満載です。

まず、根本的にこの路線、事件が多過ぎ。電車の中で人がいなくなったり、普通に人跳ねたり、車と激突したりしています。にも関わらず、幹部連中はやりすごせると思ってるご様子。しまいには紛失物保管所で血文字残して死んでる人がいても、問題になりそうな気配なし。

まあ、そんな鉄道会社なのでセキュリティがメチャクチャです。運営終了後の時間に行方不明なはずの子供が一人で入っていて、見つけられず。ビデオにも映っているのに、奈々に言った言葉が「自分で歩いてるみたいだし、家出じゃないかなあ」ちょっと英雄をみた気分。その上、内勤に異動させた運転手が夜中に勝手に運転したり。

他にも細かいところで色々とあるんですが、多分気にした方が負けなんでしょう。

ただ、映画で解決する範囲の最終的なオチで、自分としては、大きな引っ掛かりがあったりもします。まあ、結局謎なままのことも多いんですけどね。

もっとも、こんなことを書いてはいるものの、ただのアイドルホラーと思って観ると、痛い目にあいます。韓国先行公開だったせいもあるのか、意外と怖いです。よくグラビア系アイドルやモデル系アイドルの作品は、セクシーシーンでお茶を濁してたりしますが、この作品、周囲の役者(子役含む)が妙に上手くて、普通に良い出来です。地味に若槻千夏も頑張ってました。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(ストーリー的にはイマイチですが、意外に怖いので観て損はないと思う)

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