【闇動画16】

『魔窟 神出鬼没』

かつては老人ホームだったとおぼしき廃墟を訪れた男女3名はそこで奇妙な老婆と遭遇する。

痴呆状態にあると思われたその老婆は彼らを尾行してくると信じがたい行動にでる!

公式より。

使われなくなった老人ホームに勝手に入る3人。

ひとりはイキリくん、もうひとりはマジメくん、もうひとりはイキリくんの彼女らしい女性。

イキリくんが先導して廃墟と化した施設内を回っていると、なぜか老婆が。

どう見ても気味が悪い老婆なんですが、日中で明るいこともあり、ただの痴呆老人という印象だったため、探索の後で通報することに。

しばらくはほとんど動かないんですが、イキリくんがお菓子を食べ始めると、近づいてきてお菓子を奪います。

気味が悪過ぎて、老婆を置いて探索を再開する3人。どうやら増築を繰り返した建物らしく、迷い始めます。

さらに女性が人糞らしいものを踏んだり、突然老婆にイキリくんが肩を噛まれたりと散々な目にあい、迷いながらもなんとか外に出ることに成功。

しかし、車に戻ると

車が人糞らしいものまみれ

になっています。

どう考えてもひとり分とは思えない量ですが、女性が踏んだ人糞も老婆の仕業だと思っているイキリくんは老婆を殺そうと廃墟へと戻っていきます。

遅れて責任を擦りつけ合ってるマジメくんと女性が追いかけていくと……という展開。

登場の段階で気持ちが悪いので、霊か何かだろうと、実際の人間だろうと、どちらにしろ怖いです。

もっとも、それ以上にイキリくんとその彼女にイラっとする印象の方が強かった気がします。

『狩人』

隠しカメラを身につけた女性が恋人のアパートを誕生日と転職を祝うためにサプライズで訪れるが恋人は不在だった。

そして彼女は部屋の中で信じがたいものを発見してしまう…。

公式より。

恋人の誕生日を祝うため、サプライズで訪れる彼女。

不在だったため、合鍵で中に入って待っていると不審な物音がして、そこには浴槽に拘束された女がいました。

女は声帯が切られているのか喋ることが出来ず、彼女がスマホの画面で恋人の男性にやられたのかを確認すると、怯えながらうなずきます。

彼女が混乱していると恋人の男性が帰宅。彼女が部屋の中にいることに驚いたものの、意外と冷静。

ただ、彼女の反応から浴槽を見られたことには気づいているらしく、彼女が電話をかけに外へ出ようとするのをかたくなに防ぎます。

その後、彼女に男性が事情を説明するという展開なんですが、聞いても意味がわかりません。

実際、彼女も意味がわからないため、余計に混乱してしまいます。

多分、展開は予想の範囲内だと思うんですが、結局どういうこと? ってなりそうな話でした。

もし、恋人がこの男性みたいなことを言い出したら、事実でも別れるしかありませんしね。

『顔顔顔』

様々な怨霊が集まるという噂のトンネルを訪れた男女4名。1人ずつ肝試しをすることになり、女性の1人が奇妙な人物を見かけて声をかけるが…。

それが悪夢のような惨劇の始まりだった!

公式より。

心霊スポットのトンネル行って、罰ゲームで女の子がひとり徒歩でトンネルに入ったら女の人が。

実は一度トンネルを抜けた際にも男性が人影を見ていたんですが、みんな信じてくれません。

実際、同じ外見の女性が立っていたわけですが、声をかけても反応なし。

正直、こういう状況で声をかけるだけでもすごいと思うんですが、なんと女の子はおそるおそる近寄っていきます。

そして、衝撃的な出来事があり、待っていた3人がやってきます。

落ちているカメラを拾い、女の子を探すんですが、まるで見当たりません。

ただ、男性ふたりは認めませんが、血痕のようなものを見つけ、会話をしていると3人のものではない声が聞こえます。

そして、いつの間にかいなくなったはずの女の子が立っていて……という展開。

若者たちの会話が意外とあるあるな内容だったりするので、畳みかけるように非日常な空間に放り込まれる流れが面白い。

映像的にはチープに感じるかもしれませんが、一時期のCG感たっぷりな映像よりは、あえてこのくらいの映像の方が怖いような気がします。

全体的には勢い任せで荒い展開な印象もありますが、少しずつ以前の怖さを取り戻しているという印象を受けます。

今後に期待したいところです。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(霊的な怖い映像がほとんどない『魔窟 神出鬼没』が一番怖かった。)

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【イット・フォローズ】

ある男と熱い夜を過ごす19歳のジェイ(マイカ・モンロー)だったが、彼は突如として彼女を椅子に縛り付けて奇妙な告白をする。

それは性行為をすることで、ほかの者には見えない異形を目にするようになり、彼らに捕まると殺されてしまう怪現象を相手にうつすことができるというものだった。

さらに、その相手が異形に殺されたら怪現象は自身に戻ってくるという。信じられないジェイだったが……。

シネマトゥデイより。

公開直後や、リリース直後に怖いという評価が多かった作品。

ただ、結論から言うと、起きている事象について解明されないので、正解がわからないとモヤモヤする人には視聴を勧めません。

ストーリーは、性交渉をすると移る呪いにかかってしまったジェイが、迫ってくる呪いから逃げるという展開。

呪いの設定は主に4つ。

性交渉で移る。

呪いによってやってくるものに捕まると死ぬ。

呪いの対象が死ぬと、さかのぼる。

呪いの執行者としてやってくる霊は歩いてやってくる。

つまり、車とかで逃げれば時間は稼げるし、自分が性交渉した相手が死なない限り、自分が襲われることはないらしい。

また、呪いにかかっていない人間には呪いによって迫る霊を見ることはできませんが、物理的に存在するので、触れるし、触られます。

そのため、見えないけど攻撃することができるという斬新な設定。

ただ、この設定が映像としては面白い反面、霊が見えてないはずだから銃の射線上に友人がいるのに、躊躇なく撃つという不自然な状況が生まれたりします。。

他にも呪いの設定自体が荒過ぎて、拡散系のホラーなのに持続性がないという意味不明な状況に。

なにしろ、どれだけ性交渉で対象を移しても、相手が死んだらさかのぼるわけで、数回さかのぼったら生きている人間がいなくなる可能性が高いんですよね。

とはいえ、そういった雑な部分を差し引いても、

無感情な表情で淡々と歩いて近づいてくる霊

の姿は地味に怖い。

しかも、歩きなのでスピードは遅いとはいえ、自分が何をしてようと、それこそ寝ている間も相手が近づいてくることを知っているので気が休まりません。

まるで寿命というか、死期のようですが、それが目に見えて近づいてくるって考えると恐ろしいですね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(テンポや映像は良い方だと思います。)

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【バイバイマン】

アメリカ・ウィスコンシン州。古い屋敷で暮らし始めた3人の大学生は、ひょんなことから、その名前を知ったり口にしたりした者に死が訪れるというバイバイマンを解き放ってしまう。

それ以来、バイバイマンに取りつかれた彼らは、その呪いから逃れようと互いに協力して助け合うが、周囲の人々が次々と悲惨な運命をたどり……。

シネマトゥデイより。

ある特定の名前を知ってしまうと、言ったり、考えたりすることで、死が訪れるという展開。

日本でいう『紫鏡』に近いような感じですかね。

公開前のプロモーションで、『バイ×マン』となっているのを見て、思わず『バイキンマン』と思ったのは内緒です。

それにしても、やっぱり得体のしれない何かが近づいてくるのは、いかにも欧米っぽい気がします。

ストーリーは、男が知り合いらしい人たちに、誰に話したかを問い詰めながら射殺していくところから始まります。

そして、時が経ち、エリオットと恋人のサーシャ、親友のジョンの3人がシェアすることに。

好きに使っていいと言われていた以前の住人の家具に奇妙ないたずら書きを見つけたエリオットは、裏に『バイバイマン』と書かれているのを見つける。

引越しパーティーの後、奇妙なことが続いていたため、エリオットたち3人と、霊感の強いキムの4人で交霊術を試します。

エリオットは交霊術に懐疑的で、キムが知りえないことを言い当てても信じず、家具に書かれていた言葉を言い当てさせようと。

しかし、キムが邪悪なものが来るからやめようとしたため、エリオットは『バイバイマン』と口に出してしまいます。

その直後、部屋が真っ暗になり、4人は動揺したものの、特に何も起こらず、それぞれ寝ることに。

それから体調に変調をきたしたり、不快な幻覚を見るようになり、『バイバイマン』について調べ始めます。

すると、1960年代にあった少年による惨殺事件の際、「『バイバイマン』がそうさせた」という供述をしており、その事件を担当していたラリーという記者も知人を射殺した後、自殺したとのことだった。

オープニングの事件がその事件で、ラリーは『バイバイマン』の記述を残さないようにしていたらしく、不自然なくらい核心をつくような情報は何も出てこない。

霊的なことに懐疑的なエリオットもさすがに信じざるを得ない状況になり、キムに助けを求めますが、キムにも呪いの手が伸びていました。

『バイバイマン』の名前を知った人間が『バイバイマン』のことを考えると、段々と近づいてくる。

口に出して、誰かに伝えてしまうと、相手も呪いの影響下に入ってしまう。

そんな状況の中、エリオットたちは呪いを断ち切ることが出来るのかというストーリー。

グロいシーンがほぼないため、見やすいとは思いますが、

怖いというよりいやらしい

という印象。

いやらしいとは言っても、エッチという意味ではなく、嫌悪感を感じる方。

映画自体が嫌悪感を感じるような作品ではないんですが、見せられる幻覚や、起こる現象がいやらしいんですよね。

登場人物が不快に感じる嫌なところをついてきます。

ジャパニーズホラー好きだと、【リング】と似ているように感じるかも。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(『バイバイマン』自体に由来が欲しかったかも。)

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【お前はまだグンマを知らない】

グンマに引っ越してきた男子高校生の神月紀(間宮祥太朗)は、転入する高校へ向けて自転車を走らせる途中、校内きっての美少女・篠岡京(馬場ふみか)に心を奪われてしまう。

彼女と一緒に楽しい学校生活を送ることができると期待に胸を膨らませるが、ふとグンマに海がないことをつぶやくと、生徒たちの怒りを買い、篠岡には殴られ、幼なじみの轟一矢(吉村界人)にも冷たくされてしまう。

さらに、トチギとイバラキのヤンキーにも目をつけられ……。

シネマトゥデイより。

千葉から群馬に引っ越してきた高校生の神月が、

グンマの人々の異常なまでの郷土愛

に翻弄されるストーリー。多分、TVドラマを再編集したものじゃないかと思います。ストーリー被ってるので。

一応、ラブコメのような紹介をされるし、ヒロインとして馬場ふみか演じる篠岡京がいるので、ラブコメなのかもしれないけど、きっとラブコメではありません。

グンマあるあるをメインに、イバラキ、トチギあるあるをちょいちょい挟み込んでくるんですが、それが面白い。

正直、ある程度の地域に対する知識がないと何を言っているのかわからないかもしれません。

本当にローカルネタが多いので、他の地方の人たちは大袈裟なのか、そういうものなのかもわからないと思います。

まあ、実際のところ、かなり盛ってるんですけどね。

ただ、この辺りは観終わった後、自分の住んでる地域や近隣の県民性を比較すると、結構楽しめるんじゃないでしょうか。

原作のコミックは1巻しか読んだことがないので、元々こんなに下ネタ多いのかという疑問はあるんですが、なんとなく【変態仮面】を彷彿とさせられました。

男子のトークは何故か男子トイレだったり、赤城の山が怒った時の対処法とか、大事なシーンで下ネタとか突き抜けてる感強いし。

舞台挨拶で馬場ふみかもパンチラアピールしてたらしく、代役だと思っていたんですが、まさかの本人なんですかね。

話だけ聞くとグンマやイバラキ、トチギをバカにして笑う作品にしか聞こえませんし、内容を見ても酷いなとしか感じないんですが、どこか愛情を感じるため、不快には感じない作品でした。

自分や身内を自虐ネタで言うのは許せるけど、他人に言われると不快というのはあると思うので、その辺は注意が必要かも。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(くだらない笑いが楽しめる人向け。)

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【ジェーン・ドウの解剖】

とある一家が無残にも殺害された家の地下で身元不明の女性の変死体が見つかり、検死することになったトミー(ブライアン・コックス)と息子オースティン(エミール・ハーシュ)。

死因を調べるため解剖を進めるにつれ、驚くべき事実が次々と明らかになる。

やがて、親子に不可解な現象が襲い掛かり……。

シネマトゥデイより。

身元不明の女性の死体を解剖することになった親子を襲う怪奇現象を描いた作品。

『ジェーン・ドウ』というのは、日本でいう『名無しの権兵衛』のことで、本作の場合は女性のため、『ジェーン・ドウ』となっています。

男性の場合は『ジョン・ドウ』で、複数の場合はそのまま『ジョン・ドウズ』、『ジェーン・ドウズ』となる辺りは日本とは異なりますね。

本作の『ジェーン・ドウ』は、一家が惨殺された家の地下から発見されたもので、一家とのつながりもわからず、外傷もなく、まるで生きているかのような不思議な状態だった。

そのため、トミーに検死を依頼されるんですが、外傷がないと思われた身体にメスを入れてみると、手足の骨は折れ、舌や歯は抜かれ、肺は内側から焼けています。

どう考えてもおかしな死体の解剖を進めていくんですが、トミーと息子のオースティンを不可解な現象が襲い始めるという展開。

解剖を進めていくことで、少しずつ気づくことがあるという展開がやや推理ものっぽい感じはありますが、結局はオカルトなので純粋な推理ものを求めると、ちょっと違うとなりそう。

また、基本的に解剖していく展開なので、

医療ドラマくらいにはグロい

です。

ゴア系ではないので、そこまで酷くはないですが、ジャケット等のイメージで観ると、耐性がない人にはきついかもしれないので、注意が必要かも。

すごく怖いということはありませんが、想像力というか、妄想力が高い人ほど怖く感じるんじゃないでしょうか。

【バイオハザード】シリーズをプレイしていると、霊安室に閉じ込められている状態で、すでに嫌な予感しかしないんですけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(夜中にひとり、静かな空間で観ると怖さが増すかもしれません。)

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