【レディオ・オブ・ザ・デッド】


ダウンタウンのラジオ放送局。今宵もまた100万人の視聴者を誇る、ローガン・バーンハートの人気番組が始まった。放送コードギリギリで繰り広げるリスナー参加型番組の今日のテーマは“パラノイア”。異常な被害妄想の持ち主から投稿が相次ぐ中、「町が攻撃された」と混乱する男性からの電話に、いつものように鼻であしらうローガンだったが、窓の外を見ると、そこには狂暴化した人間がゾンビになり人間を喰う、信じられない光景が広がっていた。緊急速報によると、アメリカ全土に放出された有毒ガスにより人々が狂暴化したことが判明。一体誰によるテロ行為なのか、何の目的なのか、様々な情報が錯綜する中、スタジオに1本の電話がかかってきた。“イスラム教徒”を名乗る男からの犯行声明は、一連の事態は序章に過ぎず、今後ダウンタウンで核爆発が起きるというものであった。この警告と増え続ける狂暴化した人間の実態を伝えるため、ローガンはDJとしての使命を果たすべく、バイクに乗った仲間のギルが惨劇の現場の生中継リポートするという、緊急放送を始めるのだったが、その時すでにゾンビたちはラジオ局に入り込み、スタジオに近付いていた・・・。

公式より。

ちょっと変わったタイプのアンデッド映画。最近、ゾンビではなく、アンデッド映画と呼ぶべき作品が増えてきたので、ちょっとアンデッド映画という言葉を推奨していこうと画策中。

ラジオ放送局という隔離された空間で放送を続ける主人公たち。外ではテロ行為によって散布されたウイルスによってアンデッド化した人々が、生きている人間を襲い始めていた。

リスナーとの電話のやりとりや、緊急放送で異常を察するものの、建物には自分たち4人と警備員しかいない。

ついついオーソン・ウェルズの

『火星人襲来』のように、

本当は表では何も起こっていなくて、芝居だったオチや、妄想だったオチを予想してしまうだけに、実際に事態が進行していくので驚きます。

低予算なりにうまく撮影されていて、特定のシーンに人数を一気に投入することで、少ないのべ人数を大人数に見せることに成功しているように思います。

実際はゴーストタウンのようなシーンと、スタジオ内がほとんどなので、そこまで大人数ではないではないと思うんですけどね。

また、ラジオを通しての音声が生々しいため、POVのようなライブ感になっていて、緊張感を増しています。

途中、同僚が主人公の妻子を探しに行ったり、テロリストが放送局を占拠しにきたりという展開になるんですが、その辺りはさすがにB級。

同僚はバイクで走り回るんですが、ひとりには苦戦するのに周囲を囲んだ大勢からはあっさりと逃げられたり、はじめ3人いるテロリストは3人でテロを成功させるほどなのに、おそろしく詰めが甘い。

街ひとつ壊滅させて、ラジオ局占拠するのに3人ですよ。しかも、実際にラジオ局を占拠する段階ではリーダーらしいひとりしか残ってないし。

ただ、観終わって凄いと思うのが主人公が一番アンデッドの脅威に晒されないという事実。一応、襲われはするんですが、あまり身の危険を感じませんでした。

ちょっと特殊なアンデッド映画を楽しみたければ面白い映画。でも、同じような状況の作品で【ON AIR】という作品も出ていて、そちらの方がより緊張感は高いので、その辺はお好みで。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(さすがに全米でテロが成功してるという状況は無茶だと思う)

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