【パージ:アナーキー】

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国民の怨嗟(えんさ)や憎悪を発散させ、それによって治安を維持しようと、アメリカ政府は1年に1晩だけ殺人などの全犯罪を認める日パージを制定する。

その日を迎え、家路を急ぐものの車がパンクしたために街をさまよう夫婦。

何者かに襲われ、拉致されそうになる母娘。武装した男に救われた彼らは、協力し合いながら無法地帯となった街からの脱出を試みる。

次々と襲い掛かってくる殺人者たちを倒していくが……。

シネマトゥデイより。

前作の1年後、相変わらず『パージ』は健在。ということは、この支配者たちは支持されてるというわけですね。恐ろしい世界です。

ちなみに前作とは世界観以外つながりがありません。

普通に考えたら貧困層が富裕層を襲い、富裕層は家に立て籠もって、迎撃するというような流れになりそうなものですが、貧困層が市民の集団に襲われるという映像が多い印象を受けます。

抵抗できない弱者を狙うことで鬱憤を晴らしやすいということなんですかね。それを証明するかのように、『パージ』当日、人間を金で買って、自分たちが安全な状況で殺すのを楽しむ富裕層も現われ始めている様子。

もちろん、貧困層も黙ってやられているわけではなく、反『パージ』を提唱するグループが出来ていて、積極的に『パージ』に参加する人間に対抗する流れになっています。

そんな世界観の中、病気の父を富裕層に買われた上、家を急襲された母娘ヱヴァとカリ、車が壊れて徒歩で逃げることになった夫婦シェーンとリズ、自らもある目的のために『パージ』に参加するつもりの男レオが行動をともにすることに。

ヱヴァとカリの家が謎の武装集団に急襲された辺りと、車を借りにいったターニャの家のシーンはみどころ。もうひとつのみどころは、ネタバレになるので控えます。

実際には『パージ』を楽しんでいるギャング集団と、謎の武装集団から逃げている状況なんですが、ギャング集団はほとんど印象に残りませんでした。

また、なぜ『パージ』が行われるのかという『パージ』に隠された裏の目的も語られ、人間の

醜い部分と倫理を同時に描いている

という意味では面白い作品になっていると思います。

リアリティはないけど、数十年後に富裕層に一般層や貧困層が支配される世界がないとは言えないので、そういう怖さはありますね。

前作とのつながりがないと書きましたが、自分の勘違いでなければ、前作のある人物がちょっとだけ登場しています。アップになるので気づけたら、ニヤリとするかも。

自分の勘違いだったらかっこ悪いですが、キャストには名前があったので大丈夫と信じたい。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(前作と本作で毛色が違うので、好みで評価が分かれるかもしれません。)

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