【ミッドサマー】


ミッドサマー 通常版 [Blu-ray]

思いがけない事故で家族を亡くした大学生のダニー(フローレンス・ピュー)は、人里離れた土地で90年に1度行われる祝祭に参加するため、恋人や友人ら5人でスウェーデンに行く。

太陽が沈まない村では色とりどりの花が咲き誇り、明るく歌い踊る村人たちはとても親切でまるで楽園のように見えた。

シネマトゥデイより。

【へレディタリー/継承】のアリ・アスター監督の作品。

実は3部作構成の2作目じゃないかと噂されてますが、ストーリーではなく、テーマ的なつながりを感じさせる様子。

ストーリーは、家族をなくしたせいなのか、元々なのか、何事も悪いのは自分のせいと思い込んでしまうダニー。

恋人のクリスチャンもあまりのネガティブさと、依存され振りに辟易としている様子。

そんな中、ペレの故郷であるスウェーデンの集落にクリスチャン、ジョシュ、マークが行く計画があることが発覚。

特別な夏至の祭があるらしく、ジョシュが研究テーマにしたいらしく、クリスチャンとマークが同行するということらしい。

その話を聞いていなかったダニーはクリスチャンを問い質すんですが、前述の通り、自分が悪いと思うことで関係を持続するタイプのため、謝り始めます。

正直、見ていて面倒くさいし、これ主人公なの? ってなります。

実際、クリスチャンも別れたいけど、それ以上のやりとりが面倒くさいらしく、連れていくことに。

結局、5人で訪れたペレの故郷は豊かな自然が広がる美しい土地。

これで人里からのアクセスがよければ、観光地として大人気になりそうですが、難点が。

太陽が沈みません。

場所を秘匿しているのではっきりした場所はわかりませんが、どうやらスウェーデンでも北部で白夜の時期のようです。

そのため、ただでさえ中世ファンタジーのような世界がさらに現実離れしていて、別の世界に来たような雰囲気に包まれます。

また、ダニーたちの他にも外部の人間として、ウルフという青年の友人で、サイモンとコニーというカップルが来ていました。

ここまでがほぼ導入みたいなものなんですが、地味に長い。

ここからもしばらく集落での暮らしが描かれて、近代的な文化は感じないものの、幸せそうな光景が続きます。

ただ、人によってはその光景が異常と感じ、カルト集団に見えるかも。

時間配分的に表面上のストーリーが一変するのは、収録時間の3分の1が経過した辺りの儀式からなので、そこまで耐えられない人も少なくないと思います。

ただ、その儀式からは集落の異常性がはっきりと明示されることになるんですが、何が怖いって

自分たちと同じ価値観と思っていた友人があちら側

ということ。

明らかに自分たちと違う倫理観に嫌悪感を抱き、出ていこうとするサイモンとコニー。

住民たちは帰ったと言いますが、あまりにも不自然で何かあったとしか思えません。

祖先から受け継がれている枯れ木に小便をしてトラブルになったマークや、論文のために約束を破ったジョシュも姿を消すことになっていきます。

ちょっとネタバレしますが、ジョシュが襲われる際、ある人物が現れるんですが、その真実を知るとかなり胸糞です。

その後も集落の問題を解決するための行動が行われていくんですが、なんでそういうことをしているのか理解していないと意味がわからないかも。

何気ないシーンに伏線が張られていたりもするので、犠牲者たちの末路が提示されていくくだりも、どういうことかわからないかもしれません。

ディレクターズカット版はシーンを足されているのでちょっとわかりやすくなっているようですが、2度見ないと理解できないような気がします。

エンディングに関しても、人によって解釈が違うくらいには難解ですし。

個人的には絶望と引き換えの幸福ととりました。

ただ、この作品の表面上の設定って、内容を考えると明らかに嘘が含まれているので、そこは惑わされなくていいのかなと思います。

特に90年に一度というのは儀式の意味合い考えると、不自然だと思うし。

結論としては、美しい世界における異常な倫理観は悪意より恐ろしいと感じさせる作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(人怖系の登場人物が集団で生活しているって考えるとたまらないですね。)

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