【Lost Harmony -ロストハーモニー-】

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女子校の合唱部員7人が、合宿のために湖畔のロッジを訪れた。しかしそこは、14年前に女子高生のバラバラ死体事件が起きた場所だった。やがて彼女たちの周囲で不可解な出来事が起こり始め、ついには血の惨劇へと発展していくのだが…。

シネマトゥデイより。

よくある実績作りのためのアイドルホラーのようですが、ぶっちゃけてしまえば、知らない人が多過ぎる低予算ホラーという印象。

一般的に認知されてそうなのは広瀬アリスくらい。吉谷彩子、高畑充希くらいまでは、意外に知っている人たちもいるかもしれない。

志村玲那は懐かしいキューピーの『たらこ・たらこ・たらこ』を歌っていたキグルミの片割れなんですが、キグルミを知っていても気づかない人の方が多いでしょう。

どうでもいい役でてんちむとか出てますが、誰得なのか、よくわかりません。広瀬アリスが主演だし、雑誌モデルとかに興味ある人たち向けのアピールだったんですかね?

キャストの女優としての知名度と、モデルのギャラを想像すると、どっちかが割に合わなさそうな気がします。

ただ、意外と作品としての評判は良い様子。

ストーリーは、合宿に行った宿がいわく付きの宿で、携帯ゲームに届いたカードの部位を奪われて殺されていくというもの。

もはや定型と化しているため、この流れ見覚えがあるというデジャヴを感じるほど。

しかし、他の作品と違うのは前半がささやかな平穏という感じでダルダルなんですが、意外と合唱部員がそれほど仲が良いわけではないといういかにも最近の学生という感じの関係。

突き放しはしないけど、どことなく希薄という印象なんですよね。

そして、中盤からは本当に一気に殺戮が進みます。前半ダルダルなだけに、まさか一晩の出来事とは思いませんでした。

でも、それ以上に何が衝撃的かって、こういう連続的に殺されていく作品って最後に生き残るのがせいぜい1人かカップルだと思うんですね。それ以外の人たちは殺されるシーンか、死体が見つかって死が確定するという感じで。

しかし、この作品の場合、パーツだけ見つかったり、悲鳴だけ聞こえたりで死が確定していない人たちがいるという珍しい状況。殺されるシーンも合唱部で映るのは1人だけ。

あとは別のところが映っていて、声だけです。もしかしたら、低予算で特殊効果とか使えないための苦肉の策かもしれません。血の量とか少ないので、多分その可能性の方が高そうです。

もっとも、観ている間にずっと感じるのは、キャストの知名度とか、作品の質とか、作品の怖さとかではなく、それが吹き飛ぶくらいの

合唱部顧問のクズさ加減。

洋画のホラーやアクションでは、たまにクズ過ぎると思うキャラクターが出てきますが、邦画ではあまり小者のくせに激しくクズって思いつきません。

暴力的な意味でのクズとか、犯罪者的なクズとか、倫理的なクズとかたまにいますが、大抵は突き抜けてるか、普段は偽善者振った人間の裏の顔というパターンかと。

ところがこの顧問、余裕でキレます。自分ではまともに何もせず、文句を言う度にキレるという面倒くさいキャラクター。

あまりのうざさにストーリーよりも、そっちが気になって溜まりません。

つまらないスプラッタシーンを何度も見せられるより、殺戮シーンを絞ったことで意外とつまらないとは思わなかったという意味では、そんなに悪くないホラー映画でした。

ホラー映画が苦手でも観れると思います。

余談ですが、最近話題の東大生のアイドル桜雪が挿入歌を歌っているんですが、エンドロールは本名だそうです。非公開らしいので、どれとか書けませんが。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(とりあえず、顧問うるさい)

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