【放送禁止 劇場版 洗脳 ~邪悪なる鉄のイメージ~】(解析まとめ:ネタばれ)

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このレビューは【放送禁止 劇場版 洗脳 ~邪悪なる鉄のイメージ~】のネタバレを思いっきりしています。表面上のストーリーは 【放送禁止 劇場版 洗脳 ~邪悪なる鉄のイメージ~】に。

未見の人や、ネタバレを読みたくない人は読まずに別のページに移動するか、そっとブラウザを閉じてください。

また、本作品に関してはネタバレはしていますが、初見での解釈な上、ネットの主流派と違うようなので、間違っている可能性もありますので、ご了承を。後日、新しい情報を見て、修正するかもしれません。

そして、まとめ切れてないため、過去のレビュー最長の長さです。時系列が長いというのもありますが。

今回のテーマは『洗脳』ということで、夫婦の問題ということもあり、【放送禁止4 恐怖の隣人戦争】の宗教なのかと思ったら、オリジナルでした。

初見での解析なので、まずは時系列の整理から。

2010年

まだ、何のトラブルもなく、幸せな結婚生活を送っている。

2010年~2011年9月

久慈マリアの料理教室に通っていた志麻子。マリアが志麻子の家に同居し始め、孟と別れるように言い出し、財産を搾り取るように。その上、志麻子に夜の仕事をさせ始める。

志麻子、孟と離婚。離婚理由を志麻子は浮気、孟の同僚は顧客との不倫と言っていたが孟は否定。マリアは乃理を擁護施設に入れるように言うが、志麻子が拒否すると、激昂した。

2011年9月30日

マリアが姿を消す。コンビニで買い物をして出ていく後ろを孟がつけているのが防犯カメラに映っている。その後、マリアは山の中で首吊り死体となる。

2012年3月23日

志麻子の家が火事で全焼。表に孟のトラックが停まっていて、防犯カメラに火事現場から女性と子供を救出して何故か置いていく孟、そのふたりをどこかに連れて行くふたりが映っている。

2012年3月24~2012年9月12日

火事で乃理が死んだと思い込んでいる志麻子。マリアの洗脳が解けていないので、『1年前』からセラピストに治療を受ける。

オープニングのシーンから逆算しても、1年前は2011年9月13日で、マリアが殺されるより前。

2012年9月13日~

本作品の期間。

2012年9月27日

久慈マリアの白骨死体が発見される。

2012年9月28日

志麻子と霧花の人格を戻した日。

2010年10月10日

セラピーにより、志麻子が煙草を吸ったことを思い出す。また、乃理が姿を現わす。

志麻子の精神を復元するのに成功。

2013年4月10日

新居のアパートで乃理と暮らす志麻子をみなみが訪問する。

表面上のストーリーでは、マリアに洗脳された志麻子を霧花が脱洗脳に成功するという話ですが、改めて時系列を整理すると、前提がまったく違うことがわかります。

まず序盤の人物紹介。霧花と志麻子のテロップがふたりの中間に表示されていることで、どちらが霧花で、どちらが志麻子かを明確にしていないんですよね。

見ている側は役割から勝手に思い込んでいるだけで。それと脱洗脳の講釈が前振りで、本当は霧花と志麻子の人格が入れ替わってるという話。

そのため、説明が面倒になっているので、気を付けてください。

どうやら真実は、マリアの指に鉄製の指輪がはめられていることと、鉄は支配の証、プロメテウスとゼウスの話から、マリアは何者かの支配下にあり、それは鷲巣みなみと推測される。

また、洗脳を行ったのはマリアと思われているが、みなみの自撮りシーンの言葉を信じると、マリアが姿を消すより前に脱洗脳が始まっていることになるので、実際には霧花が洗脳していたんじゃないかと。

そもそもマリアは志麻子の家に同居してるので、本当に脱洗脳してるんだとしたら、時期が被っているのはおかしいと思うんですよね。

そう考えると、前述のマリアが支配下にあることを含め、みなみと霧花はグルで、マリアは支配されていると思った方がまだ納得がいきます。

霧花が支配下ではなく、グルだというのは、放火犯だと言われて追いつめられているみなみに対して、人格を戻す直前に「もういいよね」と確認をしているところから。

また、人格を戻した後、私たちの計画が始まるんですねと言っていることからもそれが窺えます。

孟に関しては、別れても志麻子を愛していて、見守れるだけでいいような事を言っているんですが、有言実行しています。

見切れが多く、オープニングの方で窓の外が映るんですが、そこにトラックと一緒に映っていたり、エンドロールの後、志麻子と乃理が絵を描いているシーンで、奥の方にトラックの運転席から様子を窺っています。

見切れとしては、孟の両腕に火傷があったという同僚のインタビューの際、背後のずっと後ろの方で様子を窺っているのが見えます。

また、家族を守るためならなんだってするという言葉の通り、マリアを殺し、首吊りにしたのも彼のようです。火事の際に志麻子と乃理を家から助け出したのも孟です。

何故か庭に置いていったのは、住居への接近禁止命令が出ているせいか、単純に疑われたくないからかもしれません。

みなみが孟の家に行った際、何かの音がすると、話を切り上げようとしたのが気になります。志麻子を監視しているという推論も多いので、もしかしたらモニターか何かの音なのかも。

ちなみにこのみなみの訪問の際、壁に貼ってある写真が映るんですが、エンディングで映る写真にはいない変な黒い人影がふたり映っています。

孟が証券会社を辞めることになったのは顧客の不倫ということですが、孟は否定しているのに、相手の女性は肯定したとのこと。その後、女性は音信不通になってます。

単純にマリアという説が濃厚なんですが、個人的には鷲巣の支配下であるマリアが肯定するように指示されたか、深読みし過ぎかもしれませんが、霧花なんじゃないかと思っています。

人格を戻す際に使った「アンワインド」という言葉。ポジションを元に戻すような意味なんですが、証券取引でも使われる言葉なんですよね。

乃理。正直、一番謎です。最後に姿を現わした乃理って、志麻子の子供の乃理じゃないように思えるんですよね。

エンドロール後のふたりで絵を描くシーンで、志麻子に対して忘れやすいと言っているんですが、志麻子の方も乃理に忘れやすいと言っています。

他にも孟は火事で両腕に火傷を負っていて、志麻子も上腕に火傷を負っているのに、乃理だけ何ともないっていうのはちょっと。単純にモキュメンタリーだからなのかもしれませんが。

もしかしたら、志麻子の一番大事なものである乃理を奪い、別の子供を育てさせているんじゃないかと。下手をすれば、乃理はマリアが関係していると噂されていたように、人身売買されているのかも。

そうすると、偽乃理は誰なのかいう話になるんですが、実はマリアの子で、偽乃理が人質となり、マリアが支配下に置かれていたとかで。

ただ、この辺に関しては明確なヒントがないので、妄想レベルの推測です。それでも火事の後、ずっと隠しておいて、脱洗脳出来たからご対面っていうのも、なんか不自然だと思うんですよね。

人格が入れ替わったのは予定外の副産物だったみたいなので、霧花の人格になっている志麻子にお母さんと呼ばせないためとは考えづらいし。

また、人格を戻した後、みなみが私たちの計画が始められると言っているんですが、その後に行ったのは事件当日の事を思い出させたのと、乃理に合わせることだったことを考えると、実は脱洗脳として行ってきたのは記憶の消去。、

火事当日のことを思い出させようとしたのは、記憶の再構築だったんじゃないかと思うんですよね。

それぞれの事象に関しては、マリアの首吊りは、警察が動いてると聞いたマリアを追っていた孟が殺害。首吊りに偽装したんだと思います。少なくとも、首吊りの現場に行ったことを煙草の空き箱が示唆していました。

喫茶店ではマリアの生徒が人身売買がらみのようなことを言っていましたが、志麻子絡みのことで警察が動いていると思い込んだのかもしれません。暗示では自殺をしないはずなので、そっちの線はないでしょう。

大体、踏み台も梯子もないのに、女性が木で首を吊るなんて、普通は出来ません。

現場に抵抗した後がないのは、別の場所で殺して吊っただけだと思うんですけどね。

火事については、すでに脱洗脳と称したセラピーを行っている時期であり、ふたりを連れ去ったのがみなみと霧花だとすると、現場には孟だけでなく、みなみと霧花もいたことになります。

だとすると、人格交換の前に志麻子が霧花として言ったことは本来の記憶で、だからこそ霧花は急いで人格を戻したんじゃないでしょうか。

また、オープニングで霧花の家に住まわせて脱洗脳をしていると言っているのに、何故か乃理のおもちゃが映っていたりします。

そのことから本当は脱洗脳をしているのは霧花の家ではなく志麻子の家で、新居がアパートなのは財産を搾り取ったんじゃないかと思います。

それらを踏まえると、みなみたちの計画はセレブ婚で幸せになった志麻子の家庭を崩壊させ、財産を搾り取り、大事な息子を奪った上で別人を乃理と思い込ませて育てさせることなのかなと思います。

一応、その他のヒントにも触れておくと、タイトルにもなっている『邪悪な鉄のイメージ』のアルファベット『EVIL IRON IMAGE』は逆読みで、『EGAMI NORI LIVE(江上乃理は生きている)』です。

これ見よがしな9つの扇子。ネットの予想では『9扇子』は『9センス』で、『9』は『6』の逆さまだから、主人公が実は死んでいる映画『6センス』の逆で、実は生きているなんじゃないかとのこと。

個人的にはミスリードの甲冑が映るマリアの動画で本棚にかる『メイヨー・クリニック』の本、乃理の遺影の前にある『K』の積み木、やたらと変わるテーブルの花も気にはなるんですが、いまいち思いつきません。

他にもクッションや応接間がクローズアップされるので気になる人がいるようですが、いまいちコレというのはないようです。

今回、いろんな別人ネタが推されてるんですが、実際に違うのかどうかわからないのが多いんですよね。あと花言葉系のネタで真実の愛を推す人が多いです。

今回は割と捻りがないという話があるため、良い話風に受け取った人も多いんですが、友人に陥れられ、夫が家庭が崩壊して、自分が人殺しになってまで見守っている状況というのは良い話なんですかね?

※追記:コメントをいただいて見直していて気づいたんですが、志麻子が手首を切ろうとしている辺りで、よく見るとキッチンのシンクの扉に人影が映っているんですが、刃物のようなものをペチペチ弄んでいるように見えます。うっすら過ぎて、意図した見切れなのか一切不明ですが、補足まで。

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7件のコメント

  1. 楽しく拝見させて頂きました。

    私は最近DVDを借りて見た者なのですが、
    みなみが、鏡に映る乃理らしき影を指摘した後
    ・志麻子の「むすめよりも、夫の〜」と聞こえた発言と
    ・比較的序盤の遺影に映る乃理のボーダーの衣服のボタンの向き
    ・途中元夫宅の玄関でちらっと映る写真とエンディングの写真が同じ様でよく見ると違う写真である点
    が引っかかっておるのですが、監督も今回はあまり捻らずに作ったという噂、ですし単なる気にしすぎでしょうかね?

    どうも突然失礼しました。。

    1. まず、志麻子のセリフですが、「むすめよりも~」ではなく、「それよりも」です。衣服が確かに左前になってはいるんですが、それがヒントで娘が息子になっている場合、男の子用のボタンが右のものにするんじゃないかと思います。
      ただ、個人的にはなんとも言えませんが、顔が違くないかという意見もあるので、難しいところです。それとは関係なく、別人なのかなと。
      遺影のシーンが何かのヒントらしいというのはあるんですが、積み木の印象が強過ぎるんですよね。
      写真に関しては、記事にも書いてますが、人影ありとなしがあるので、意味はあるのでしょう。

      気にし過ぎとは思いませんが、答え合わせは出来ないので、モヤモヤしますね。

  2. 乃理くんが実は生きていて感動の再会をする直前に、その部屋に謎の男女二人?がいるんですけど、これ誰ですかね?? 1:28:29のところです。

    1. 謎の男女ふたりというのを見つけることが出来ませんでした。手首を切ろうとしているところから、乃理と抱き合うまでですよね。
      部屋にいるのは、志麻子、カメラを構えたみなみ、霧花。そこに乃理が現れるだけに見えます。見切れる感じで映っているとかでしょうか。
      ただ、記事に追加した通り、志麻子が手首を切ろうとしているシーンにみなみと思っていたんですが、誰かが刃物のようなものを自分にペチペチしているような感じの映像は確認しました。
      位置的にみなみのような気もしますが、うっすら過ぎて確認が出来ませんでした。

        1. 確かに映り込んでますね。少なくとも男性は。もうひとりはいるようにも見えるし、見間違いにも見えますが、拡大すると画像が荒くなるので判別できませんでした。

          ただ、男だとすると孟なんですかね。男の方も顔が判別できるレベルではなかったので、なんとも言えませんが。単に乃理を連れてくるように頼まれた人物とか、ただの映り込みといった登場していない人物の可能性もありますが。

          これで実は孟もみなみたちの仲間で、本物の夫じゃないとかで、乃理の面倒を見ていたのも孟だったりしたら、もうすごいなとしか言いようがありません。色々と推測が変わってきますし。

          答のない作品な上、エンドロールでのヒントの提示後の映像なので、想像の域を超えることが出来なさそうです。お役に立てず、申し訳ございません。

  3. ご返信ありがとうございます。
    たしかに答えがないので、想像になってしまうんですよね。
    写り込んだ男女(?)は、志麻子が脱洗脳の治療にあたっている間、乃理くんの面倒を見てくれていた人たちかなと考えました。

    釈然としない部分は多いですけど、ただのハッピーエンドでは終わらせられないと思います。この考察サイトにあるように、ハッピーエンドに見せかけて裏に巨大な悪があるような気がしてしょうがないです。
    そういう意味では今までのどの放送禁止よりも不気味でした。

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