【悪の教典 -序章-】


蓮実聖司(伊藤英明)は、ニューヨーク・ウォール街の名門投資銀行に勤務し、戦争のような毎日を送っていた。

順風満帆だった蓮実は、ある日突然、会社を辞め、日本に帰国。

蓮実が新たに選んだ道──それは、高校教師だった。

蓮実が赴任したのは、生徒にも教師にも問題だらけのとある私立高校。そんな中で蓮実は、授業も面白く、頼りがいのある先生として、いつの間にか「ハスミン」とあだ名で呼ばれるほどに生徒から親しまれていった。そして次々と、あざやかに問題を解決していく蓮実は、職員やPTAからの信頼も獲得していく。蓮実は、まさに「教師の鑑」だった。

新任スクールカウンセラーの水落聡子(中越典子)は、事あるごとに、蓮実に助けられていた。カウンセリングにも理解のある蓮実に、次第に惹かれていく聡子。そんな聡子の様子に、養護教諭の田浦潤子(高岡早紀)は気づく──

一方、「ゾンビ」と蔑まれて学園中から嫌われる教師・釣井正信(吹越満)は、聡子に対し、意味深なメッセージを送る。「蓮実は危険だ」と──

聡子は、蓮実の力を借りつつ、学園の諸問題に立ち向かう。だが、いつの間にか彼女の身にも危険が差し迫っていた。そして聡子が辿り着いた、驚愕の真実とは――! ?

公式より。

貴志祐介の小説を原作にした作品【悪の教典】のスピンオフ。中越典子演じる新任のスクールカウンセラーの視点で、【悪の教典】の前日譚を描いています。

あらかじめ結論から書くと、原作未読で【悪の教典】を観るなら、この作品を先に観るべき。原作既読で【悪の教典】を観るなら、この作品は後に観るべき。

原作未読で【悪の教典】を観た場合、衝撃度は高い反面、単なる殺人教師ものに見えてしまい、怖さよりも困惑の方が強いと思います。

逆に原作既読の場合は、【悪の教典】を観てからこの作品を観て補完した方が、本編を楽しめると思います。

ただ、本編の予告を観た人は大量虐殺の映画だと思われるでしょうが、この序章に関しては、

蓮実による明確な殺害シーンは出てきません。

実質的な証拠も出てこないにも関わらず、どう考えても蓮実がやったと思わせる演出は凄い。

正直、これが連続ドラマだったら、深読みした視聴者にはミスリード用の犯人だと思われてしまいそうです。

現実にここまで徹底した情報収集、人心掌握、実行力のある人間がいたら、狙われた人間は気づいた時にはもう手遅れなんでしょうね。

【海猿】の熱血漢から何を考えてるのかわからない謎の教師という伊藤英明の演技の振り幅は一見の価値ありです。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(単体だと観る必要がなく、本編を観るなら前後はともかく観た方が良い作品)

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