ハリーは学校での最初の1年を終え、夏休みをダーズリー一家のもとで過ごしていた。
ハリーが相変わらず意地悪な一家に嫌気がさしていたある日、突然ドビーという“屋敷しもべ妖精”が現れる。
ドビーはホグワーツへ戻らないよう警告するが、ハリーはそれを聞かずに、助けに来てくれたロンと共にダーズリー家を抜け出した。
そして新学期。
晴れて2年生となったハリーとロンは、もうひとりの親友ハーマイオニーとも再会し、いつもの充実した学校生活を送っていたが、やがて校内で不気味な出来事が次々と起こり始める…。
allcinema ONLINEより。
【ハリー・ポッター】シリーズの第2作。1作目で酷い目に合わされておきながら、ハリーを住まわせてあげるダーズリー家は、なんだかんだ言って根は優しい気がします。
本作でも迷惑をかけられているのに、ホグワーツ行きを邪魔しようとする辺り、本気で心配しているツンデレなのかもしれません。
そして、今回は愛すべき屋敷しもべ妖精のドビーが初登場。
ポッター界の『島木譲二』
です。
何故かハリーがホグワーツに戻らないように邪魔をするんですが、なにやら裏がある様子。
ロンたちのおかげでホグワーツに戻ることが出来たハリーたちは珍しくペナルティを受けることに。
その上、ホグワーツでは管理人フィルチの愛猫が石化される事件が起こり始め、密かに犠牲者を増やしていきます。
石化事件以来、ホグワーツでは『秘密の部屋』がスリザリンの継承者によって開かれたのではという噂が立ち、そんな中、ハリーに特殊な能力があることが判明する。
ハリーに自覚はなかったんですが、その能力によって、ハリーがスリザリンの継承者ではないかという疑惑が立ち上がります。
そんなある日、『リドルの日記』により、50年前の事件を知ったハリーたちでしたが、なんとハーマイオニーが犠牲になってしまい、助けとなる人々もひとりひとりいなくなってしまいます。
ハリーとロンのふたりはなんとか真相にたどり着くんですが、やむを得ずに選んだ同行者のロックハートがまた役立たず。有名な魔法使いとして登場するオープニングから怪しい雰囲気丸出しなんですが、本当に使えません。
決闘では瞬殺、魔法を使えばロン並の違う効果を発揮していたんですが、案の定という感じです。無駄にある呪文だけ得意というバカさ加減の一発キャラでした。
そして、児童文学なのでしょうがないんでしょうが、相変わらず黒幕との戦いがチープな結末で終了。そして、今年も主人公補正による甘やかしにより、ハリーたちはやりたい放題になりそうです。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(エンドロール後におまけがあります。)
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