平凡な家庭に生まれ育ち、成績優秀で女の子にもモテモテのダレン・シャン(クリス・マッソグリア)。ある日、巨大な毒グモにかまれた親友を救うため、バンパイアと取引きした彼は半バンパイアに。風変わりな人々が集うサーカスの一座に身を寄せ、アシスタントとして雑用をこなしながら、バンパイア修行に励むことになる。
シネマトゥデイより。
原作の児童文学は【ハリー・ポッター】以上と言われながらも、オリジナル要素を足しまくったため、原作ファンに完全にそっぽを向かれたダークファンタジー。
蜘蛛好きな少年ダレン・シャンは、親友のスティーブといった奇妙なサーカス『シルク・ド・フリーク』からマダム・オクタという毒蜘蛛を盗んでしまう。
その際、スティーブの望みとバンパイアたちの戦いを知ってしまい、翌日の学校で口論の末、マダム・オクタがスティーブを刺されてしまいます。
ダレンは、マダム・オクタの持ち主であり、バンパイアのクレプスリーに頼みに行くと、解毒剤と引き換えにハーフ・バンパイアにされてしまい、バンパイアとバンパニーズの戦いに巻き込まれていくというストーリー。
とりあえず、『シルク・ド・フリーク』の団長である『ミスター・トール』を演じているのが渡辺謙なんですが、デコッパチになってます。
キャストを気にせず見始めたんですが、「このデコッパチ見たことあるような……渡辺謙?」というリアクションをとりたくなるレベル。笑わせてくれます。
一度はクレプスリーとの契約を破り、家に帰るんですが、すでにバンパイア・ハーフになっているダレンは、家族と一緒には住めないことを思い知らされ、結局はクレプスリーの元へ。
しかし、バンパイアとバンパニーズを戦わせることを目論む『ミスター・タイニー』の策略で、ダレンはバンパニーズ側についたスティーブと戦うハメに。
この辺り、本来は第1章として作られた作品のため、説明を先延ばしにして、後の作品で明かそうと思っていたんでしょうが、
次作が白紙になった
ため、映画だけではよくわかりません。
元々、ワーナー・ブラザーズが映画化権を取得しておきながら4年で放棄、その後、ユニバーサル・スタジオが制作という状況で、興行成績も振るわなかったのだから、しょうがないでしょうね。
最終的に映画は凄く打ち切り漫画の『戦いはこれからだ』みたいな雰囲気で終わってしまうんですが、原作は読んでいませんが、漫画版の展開通りなら面白かっただけに残念ですね。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(当時の児童文学ブームはいったいなんだったんだろう)
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