ワールド・トレード・センター スペシャル・エディション [Blu-ray]
2001年9月11日、港湾警察署のベテラン巡査部長ジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)と署員のウイル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)らは、同時多発テロの被害を受けたワールド・トレード・センターへ駆けつけた。
マクローリンとヒメノら5人はビルの中に入って人々を誘導するが、崩落によって内部に閉じ込められてしまう。
シネマトゥデイより。
2001年にアメリカで起こったアメリカ同時多発テロ事件を描いた作品。
テロ事件を描いた作品といっても、事件そのものを描いているわけではなく、
倒壊したビルに閉じ込められた警察官たち
について描いています。
世界貿易センターに飛行機が突入したという報せを受け、警察や消防が出動するんですが、現場はすでに混乱するほどの状況。
携帯電話も通じず、情報も憶測で語るくらいしか出来ません。
署員たちの装備も爆弾程度のテロは想定していても、こんな規模のテロは想定していないため、酸素ボンベとマスク程度。
そんな状況の中、ビルの中に入った5人が避難活動を進めていると、2機目が突入し、ジョンたちのいたビルも崩壊。生き埋めになってしまう。
助けにいった側が助けを求める側になるというのも皮肉ですね。
その後は生き埋めになった署員ジョンとウィルが身動きのとれない状態で励まし合う姿と、家族たちが心配する姿が淡々と描かれていくだけ。
特に激しいドラマや、アクシデントがあるわけではありませんが、事実を基にしているだけあって、やりとりが重い。
よく、フィクションの作品でも、死に直面した人物が家族に愛していると伝えてくれと頼むシーンがありますが、事実を基にしていると思うと、やっぱり何か違いますね。
【ボルケーノ】のように生命をかけて、災害から人々を助けるという作品ではないですし、テロリストと戦う作品でもないですが、アメリカ同時多発テロ事件を描いた作品としては見ておいた方が良い映画。
全然本筋と関係ないんですが、ニコラス・ケイジ演じるジョン・マクローリン。
語感が【ダイ・ハード】のジョン・マクレーンみたいですが、本名です。
それにしても、生き埋めでほとんど顔がわからないので、わざわざニコラス・ケイジを使う必要あったんですかね?
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ジョンやウィル含め、実際に現場にいた人たちがエキストラで参加しているんだとか。)
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