2001年、8年の服役を終えたゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)。カリスマ投資家の面影は消え、すっかり過去の人と成り果てていた。2008年、勤め先が経営破たんに追い込まれた電子取引トレーダー、ジェイコブ・ムーア(シャイア・ラブーフ)は恋人ウィニー(キャリー・マリガン)の父親であるゲッコーに近づき、ある提案を持ちかける。
シネマトゥデイより。
前作で逮捕されたゲッコーが出所するところからスタート。前作のもうひとりの主人公バドは、先に出所しているはずなので、航空会社で仲間と働いているんでしょう。ゲッコーの愛人で、バドの恋人だったダリアン・テイラーは影も形もありません。
前作でゲッコーを演じたマイケル・ダグラスはアカデミー主演男優賞を獲っていますが、ダリアン・テイラーを演じたダリル・ハンナはラジー賞の最悪助演女優賞を獲得しているので仕方がありません。
そんなわけで、今回の主人公はゲッコーの娘ウィニーの恋人で、証券マンのジェイコブ・ムーア。
ウィニーは父親の事もあり、ウォールストリートで働く人々が嫌いなようなので、なれ初めがまったくわかりません。とりあえず、ゲッコーの娘と知って近づいたわけではないようです。
しかし、ウィニーとの結婚を考えていたジェイコブは、ひとりでゲッコーに会いに行き、挨拶をするものの、父と娘の確執を知ってしまいます。
ジェイコブにしてみれば、愛する人と家族の仲を取り持ちたいだけなんですが、観ている側としてはゲッコーがあまりにも胡散臭い。
服役中に考える時間があって善人のようになったという話ですが、何故か広いオフィスを持っていたり、何かにつけてブレトンのことをジェイコブに吹き込んでばかり。そもそも、
マイケル・ダグラスの顔が悪人顔過ぎる
と思います。日本で言えば、水戸黄門の悪代官役で有名な川合伸旺が「娘だけは勘弁しておくんなせえ」とかいう側を演じるくらいの違和感です。
前作は経済を描いた社会派ドラマでしたが、今回はむしろ誰が本当の悪党なのかというクライムサスペンスのような作りになっています。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ちょっと各登場人物の人間性の部分がブレまくりな印象がある気がします。)
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