【東京タワー オカンとボクと、時々、オトン】

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1960年代。3歳のボク(オダギリジョー)は、真夜中に玄関の戸を蹴破って帰ってきた酔っぱらいのオトン(小林薫)にいきなり焼き鳥の串を食べさせられてしまう。

オトンに手を焼いたオカン(樹木希林)はボクを筑豊の実家に連れ帰り、妹の“ブーブおばさん”の小料理屋を手伝いながら、女手一つでボクを育て始めるのだった。

シネマトゥデイより。

リリー・フランキーの自伝的小説でベストセラーにも同名小説を映画化した作品。

個人的にはクリスマスと言えば、東京タワーというイメージがあるので観たんですが、正直見始めはモノローグばかりな上、現在と過去を行ったりきたりする面倒くさい映画だなって印象でした。

ただ、樹木希林演じるオカンが入院し、抗がん剤の治療をする辺りから耐え切れず、

ボロボロと泣いてました。

リリー・フランキーであるボクをオダギリジョーが演じているんですが、芸大を4年で卒業出来ず、オカンにその事を告げると、「どうして、頑張れなかったんかねえ」と何度もつぶやく姿が印象的。

結局、オカンが働いて、あと1年分の学費を払い、卒業出来るんですが、卒業しても就職しないボク。

当然、お金がないのでサラ金に手を出し、なんとか生きている感じの日々を続けます。最近のフリーターをしている若い子とか、サラ金には手を出さなくても、案外似たような生活送ってる人多そうです。

そんなある日、オカンに金の無心をしようとして、ガンになったのを知るボク。

そこからは必死に働き、頼まれた仕事はすべて引き受け、多額の借金を返済します。彼女も出来、オカンを東京に呼んで、同居出来る程にまで頑張ってました。

自分は出版の世界で頑張りきれず、親に恩返しも出来ないまま亡くしているので、余計にきつい。

自分の母の場合、抗がん剤の治療を見ることはなかったんですが、作品中のボクは幼馴染みがオカンを励ましてくれている間、見ていられないというのが凄く伝わってきます。

本当にこのシーンのオダギリジョーの演技は凄いと思います。

オカンの人柄や、ボクの優しさなのか、周囲の人たちも明るく接してくれ、離婚したオトンもオカンのために上京してきてくれたりするように。

作品ではオカンが亡くなった後のことも描かれているんですが、お通夜の最中に原稿の催促をしてきた編集者に、怒りを抑えながら電話を切るボクというシーンが。

その前にオカンの容態が急変した時にも掛けてきていて、そこではボクも完全にキレてました。とても、リリー・フランキーの柔和なイメージからは想像も出来ません。

それくらいオカンが好きだったんでしょうね。

しかも、その後、ちょっとしたやりとりがあって、結局原稿を書くというのも凄い。

あくまで自伝小説なので、現実とは違う部分も多いんでしょうけど、それを踏まえてもリリー・フランキーって凄い人だよなって思います。

まだ親を亡くしていない子たちには共感を得づらいかもしれませんが、大人には一度観て欲しい映画です。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★★
(文句なしに★10。ちなみにキャストも豪華です。)

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