【タイタニック】

1912年、イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニックが処女航海に出発した。新天地アメリカに夢を抱く画家志望の青年ジャックは上流階級の娘ローズと運命的な出会いを果たし、二人は互いに惹かれ合う。そこにはローズの婚約者である資産家キャルや、保守的なローズの母親などの障害が横たわるが、若い二人はそれを超えて強い絆で結ばれていく。しかし、航海半ばの4月14日、タイタニック号は氷山と接触。船は刻一刻とその巨体を冷たい海の中へと沈め始めていた……。

allcinema ONLINEより。

感想を書き始めるより前に観ているため、大作や名作でも感想をアップしていない作品って多いんですよね。この【タイタニック】もそんな一作品。

世間では賛否両論で、評価する人と駄作と呼ぶ人で見事に分かれますが、個人的には良い映画だと思います。

面白いかどうかは別として、この映画って芸術作品ではないと思うんですよ。それこそ娯楽大作。笑えるという意味での娯楽ではなく、単純に凄いって話題にしやすい作品という意味で。

実際、評価が分かれたとはいえ、公開当時は世界興行収入でギネスブックにも載ったし、レンタルビデオはVHS時代に2本組にもかかわらず、全然借りることが出来ないという状況だったし。

映画自体はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットのラブストーリーで、クライマックスが有名な沈没していくシーンという上げて落とす展開。。

正直、前半のディカプリオ演じるジャックの言動は

いい男だから許される

という印象しかなく、感情移入しにくいキャラクターだと思います。ぶっちゃけた話、婚約者のいる女性を寝取る男の話を美しく描いただけの話とも言えるので。

でも、逆にそれが世の女性の心を掴んだわけですけどね。

沈没し始めてからは、様々な人間模様や、選択を迫られるんですが、その中でも乗客のパニックを抑えるために演奏を続けた演奏家たちがかっこいいです。

また、クライマックスは悲劇を迎えるわけですが、その時のジャックの行動は英雄的行動と認識されるんだとか。個人的には英雄とは思えませんでした。

多分、初見で事前知識がなければ、ローズの行動も理解出来ないでしょうし。

そういった部分や、時間の長さ、CGの多用あたりが批判されやすいですが、それでもこの【タイタニック】という作品は、充分に娯楽大作として、完成された作品だと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(寝取られた経験のある人にとっては、かなりの地雷映画)

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