【ただ、君を愛してる】


最近、こういうちょっと幻想的で、どこか悲しげな作品多いですね。一昔前、パソコンのエロゲーで泣かせゲーってカテゴリーが出来上がってましたが、ここ数年(いま、会いにゆきますがヒットした頃から?)、邦画の恋愛モノってそんなのばっかりになった気がします。そういった意味ではヒットした映画の後は、尻馬に乗る駄作が増えるので、一概に喜べない感じです。

【ただ、君を愛してる】は、そんな悲しい感じの恋が得意な市川拓司(【いま、会いにゆきます】の作家)の映画【恋愛写真】のアナザーストーリー映画化したもの。ちなみに【恋愛写真】とは展開、結末等すべてが違うので、同じテーマで描かれた別作品と思ってください。

ストーリーは、カメラマンになった瀬川誠人(玉木宏)が、学生時代に自分の前から姿を消した里中静流(宮崎あおい)からの手紙でニューヨークに向かうところから始まる。

学生時代、コンプレックスを抱えていた誠人は、容姿の幼い少女静流と出会う。彼女は妙に大人の女性になることを夢見ていて、コンプレックスを持つ者同士の共感からか、ふたりはすぐに打ち解けあった。

しかし、クラスメイトのみゆきに思いを寄せていた誠人は、静流の気持ちを受け入れることが出来ず、彼女を恋愛の対象としては見ていなかったのである。

そんなある日、静流はコンクールの応募用に誠人とのキスを写真に撮りたいと言い、ふたりの場所である学校の裏にある森で生涯ただ一度のキスを交わす……。

観はじめてしまえば薄々というか、ほぼ想像がついてしまう悲しい恋の物語なんですが、それを差し引いても泣けてきます。むしろ、それがわかるからかもしれない。

大人になれない静流が、大好きな誠人のために一途になる姿が切ない。これが世にも奇妙な~だったら、狂人の恋に見えてしまうシーンもあるんですが、こんな娘がいたら世の男性のほとんどは、恋に落ちますね。というか、誠人の鈍感振りが異常に感じます。

玉木宏といえば、ここ最近では【のだめカンタービレ】の千秋先輩役で俺様キャラがイメージ強いですが、この作品では受身側のキャラなので、そんなギャップを観るのも面白いかもしれません。

ただ、この映画根本的な部分に宮崎あおいの容姿があって初めて成り立っているかもしれません。【ちびまる子】のような格好なのに、あんなに可愛く見えるのは一つの才能じゃないかと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(最近、恋愛映画の方が評価高いなあ)

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