ラリー・クラウン(トム・ハンクス)は、大学を出ていないという理由から長きにわたって勤務してきたスーパーをリストラされてしまう。その後、隣に住む夫婦の勧めで地元の大学に通うことに。大学での新生活に希望を抱くラリーだったが、ラリーを教える教師のメルセデス(ジュリア・ロバーツ)は仕事への情熱を失っていた。しかし、そんな二人の出会いがお互いの人生を大きく変えていく。
シネマトゥデイより。
サラリーマンでも40代で早期退職を求められる現状の日本でも、身につまされる話からスタート。大学を出ていないために出世出来ないという理由でリストラ候補にあがり、実際に解雇されてしまうラリー。
本当にいきなりの解雇通知で、本人は優秀社員の知らせだとばかり思っていただけに余計にショックが大きく、観ていて辛いです。
ラリーは隣人の勧めで短期大学に入学、学長の勧めたスピーチや経済学の講義をとることにするんですが、講義をとるだけで大学生になれるんですね。なんか、学生証を発行されてました。
勧められたスピーチの授業は定員に満たない現状と、結婚生活への不満から、仕事へのやる気をなくしているテイノーが担当。
日本じゃここまでやる気のない態度をとったら問題になるくらいのやる気のなさです。さらに驚くのが学長が来ても態度が変わらないという事実。
というか、初めに注意点を説明していましたが、その後は講義というより学生たちにスピーチやディスカッションさせているだけ。
てっきりラリーがテイノーに魅力的なスピーチを教わり、ビジネスで成功する話だと想像していたのでビックリです。
ストーリー自体も、講義を受講しているラリーと仲良くなったタリアという女の子がラリーに興味を持ち、インテリアや服装を変えたり、バイク仲間に紹介したりでラリーを変えていきます。
テイノーはタリアと一緒にいるのを見て、ラリーが若い女の子をひっかけたくて大学に来たと勘違いしますが、色々あって見直すことに。
最後は修了試験としてそれぞれがスピーチの講義を受けた成果を見せるというもの。
あれ?
ジュリア・ロバーツ何もしてなくね?
単に小説を書いてると言って、コメントしてるだけか、ポルノサイトを覗いているだけのニートの夫と喧嘩して、やる気のない授業してただけじゃ。
むしろ、この映画ってラリーと、ラリーを変えたタリアの話なんじゃないのかな。テイノーがヒロインなのは間違いないけど。
どちらかというと、冴えない男が謎の少女にアドバイスされ、ヒロインに告白する作品に近いかも。
想像するのと違うだけで、面白いと思いますけどね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(若い子にはわからないけど、中年には共感しそうなストーリー)
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コメント
トムハンクスの映画はいいのが多いのでよく見ています。これもDVD借りようと思いながら忘れておりました。キャスタウェイとかグリーンマイルも良かったですo(〃^▽^〃)o
楽しめたようですね。
私は逆でがっくりでした。。。
トムが監督した作品ってことでも話題になりましたけど、できれば俳優に専念してほしいわー。って思いました。
>ハレルヤン【創作ゲーム・小説あります!】さん
コメントありがとうございます。料金の関係上、
あと1本新作をと新作DVDを見回して、
目についたんですよね。
トム・ハンクスって、なんか哀愁俳優に
なってきたような感じがします。
>AnneMarieさん
コメントありがとうございます。
いや、これは難しいところだと思いますよ。
自分は境遇的にラリーに共感出来たから
楽しめましたが、女性から見たら、
「なにコレ?」というくらいドラマも
何もない作品ですから。
悲惨な中にちょっと幸せがあるくらいの
話ですからね。
昔のロビン・ウィリアムスのポジションでも
狙ってるのかというような印象を受けました。
何もしてない度が気になります(笑)
私も中年なので共感できるかも。なはは
チェックしてみますよ~