スタイリッシュなCMやHPが印象に残る花街の女たちの話。【下妻物語】や、DOCOMO2.0のCMでも独特なキャラクターを演じている土屋アンナ主演なので、当然主人公のキャラクターはかなり濃いです。多分、彼女主演じゃなかったら、上映当時やDVD発売(レンタル開始)時ほどの人気はなかったんじゃないかと思います。ちなみに当たり前ですが、土屋アンナのは出ないとはいえ、花街のお話なので、胸とかさらけ出てることもあり、P-12です。
あらすじ。吉原に連れてこられた少女は、きよ葉と名付けられ、玉菊屋の一番人気の花魁である粧ひの身の回りの世話をすることになった。吉原に来た当初、きよ葉は花魁を蔑んでおり、自分はなりたくないと思っていたが、粧ひに導かれ、花魁を目指すようになっていく。
やがて時は経ち、粧ひは大店の若旦那に身請けされ、きよ葉は店に立つようになり、玉菊屋の一番人気となっていた。そんな中、きよ葉は客として来た惣次郎と恋に落ちる。鼻っ柱の強いきよ葉は間夫である惣次郎との時間を大事にするあまり、他の常連たちをないがしろにするようになり……。
歌舞伎にありそうな話ですね。時代劇とか歌舞伎とか好きな人たちで若い人たちの音楽が平気な人なら楽しめるんじゃないかと思います。ただ、本当の歌舞伎好きとかのご老人だと、ちょっとBGMがガチャガチャしてうるさいと感じるかもしれないので、そっちの方が気に入らないかもしれません。
花街での女の戦いと聞いて、大奥のような作品を思い浮かべていると、あんまりそういうシーンはなかったように思います。全体のストーリーとしてはそういう争いが根幹にありますが、どっちかというと、歴史は繰り返されるというか、親から子へ、子から孫へというような職を伝えていく人たちの話という印象が強かったですね。
また、この作品、原作の安野モヨ子と旦那の庵野秀明(エヴァとか作った人)の他にも色んな漫画家がこっそり出てます。ガレッジセールのゴリとかもチョイ役だけど出てたり。
個人的には椎名林檎の音楽もかっこよくて好きでした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(菅野美穂が体当たり演技な勢いを感じさせます)
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↑作品中、遊女を金魚に例えていたのでなんとなく貼ってみました。浴衣の似合う娘さんはいいですよね。
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