一人きりよりはいいという安易な理由で男性と付き合ってきた梅宮志乃(多部未華子)は、アルバイト仲間との浮気が発覚しDV体質の恋人からフラれ、バイト先から去ることに。
状況を変えるべく引っ越した先で出会った隣に住む人は、新しい職場の店長・菅原京志郎(綾野剛)だった。
京志郎に強く惹(ひ)かれる志乃だったが、彼には一緒に住んでいる恋人がいて……。
シネマトゥデイより。
バレンタインにおすすめの作品と紹介しているサイトがあったので視聴。
バレンタインに見たくなかった作品でした。
ジョージ朝倉のコミックが原作。
多部未華子演じる梅宮志乃は、男に求められると、気持ちいい方が勝って身体を許すタイプの女性。
ただ、ビッチとか、ヤリマンという表現は合わない気がします。
自分から求めるわけじゃなく、求められたから、まあいいかっていう感じ。
そんななので、支配欲の強いDV男とは相性が悪く、別れるはめになり、引越しをします。
引越し先の隣に住んでいた京志郎が面接にいったレンタルショップの店長というオチ。
京志郎に好意を抱くようになる志乃ですが、京志郎には同姓しているあかりという彼女がいます。
あかりはあかりでメンヘラとしか思えないような言動をしているっぽいんですが、京志郎に興味がないのかと思えば、ある光景を見てキレまくる面倒な性格。
綾野剛演じる雰囲気イケメンな京志郎も、一見優しいし、相手のことを思いやるタイプに見えますが、志乃には違う風にも見えている様子。
はじめは基本受け身な志乃が積極的にアタックし、あかりがある理由で姿を消してる間につきあい始めると、イチャイチャしまくります。
しかし、ネガティブで疑心暗鬼な性格の志乃は京志郎を疑い始め、ある隠し事がきっかけで大爆発。
京志郎のことがどう見えてたかをぶちまけるという行動に。
なんかいまの若い世代の恋愛観ってこんな感じがリアルかもなあっていう気がします。
実際にこうしてるというわけじゃなく、思考的なものとしてですが。
特に見てくれのいい男を連れて飲食店で見られてることへの優越感を感じるシーンとか、なんか生々しい。
エロい雰囲気の多部未華子を見てみたい人にはオススメですが、ヌードはセミヌードすらありません。
ブラ姿くらいです。
それにしても、タイトルのピース オブ ケイクっていわゆる朝飯前のように簡単だという意味なんですが、
どう考えても簡単と思える要素がありません。
相手に何かを伝えるのも、自分が変わるのも、相手との関係を維持するのも、幸せになるのも、何一つ簡単じゃないです。
原作を読んでいないので、原作のコミックを読めばわかるんですかね。
なんか芸能人の卵の日常を切り抜いただけのような作品。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(この映画を見た後、UQのCMで多部美香子を見ると変な気持ちになります)
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