ロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は6歳のころからの友達同士。
自分たちの住むイギリスの田舎町を出て、アメリカのボストンの大学へ進学しようと約束し、二人とも合格。
ところがロージーは、クラスの人気者クレッグと軽い気持ちで関係を持ち、身ごもってしまう。
アレックスはボストンへ移り、ロージーは一人で子育てに奮闘するが……。
シネマトゥデイより。
こちらもバレンタインにおすすめと紹介されていた作品ですが、個人的にバレンタイン向きじゃないと判断したもの。
幼馴染みのロージーとアレックス。
ふたりは卒業パーティーに一緒にいく予定だったが、アレックスがベサニーに誘われていることを知り、ロージーは人気者のグレッグの誘いを受ける。
その上、アレックスが童貞を卒業したことで、ロージーもパーティーの夜にグレッグと寝てしまう。
しかし、そこでグレッグは人気者でありながら童貞で、コンドームの扱いもよくわかっておらず、病院に行くも避妊に失敗。
カトリック教徒のロージーは、ボストン大学で経営を学び、ホテルを経営するという夢を諦め、産まれた赤ん坊にケイティと名付け、育てることを決意する。
一方、アレックスはハーバード大学へと進み、成功していった、
順風満帆に見えるアレックスと、夢を諦め、ホテルの清掃係となっているロージー。
ふたりは人生を交差させながらも、それぞれの人生を送ることになるという展開。
最初がズレたせいで、
ボタンの掛け違いのようにずっとズレててモヤモヤする
んですよね。
よくある話で、同窓会で高校の頃好きだったんだよ的なことを言われて、その時言えよみたいな感じ。
ただ、それを踏まえてもロージーは一途だし、アレックスはなんだかんだで優柔不断過ぎ。
そのせいでリアルでもありそうな話にもかかわらず、なんとなく不快な気持ちになるような気がします。
結局、ラブストーリーなのにクライマックスまで良い思いをしているのはアレックスだけだし、ロージーの人生はケイティがいるものの、どう考えても灰色。
ハッピーエンドなんだとしても、その間の10年以上が灰色過ぎて、報われた感がない。
むしろ、幸せからドロップアウトしたアレックスが、純愛に気づいた体で財産を手に入れた幼馴染みに近づいたようにすら見えてしまいます。
本来なら誤解で失われた恋を取り戻すストーリーなんでしょうが、そう見えず残念に感じる作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(映画としては面白いと思いますが、見る人の恋愛観に左右されそう。)
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