幼いころからいじめられっ子の稔(林遣都)と、稔をいつも助けてきた幼なじみの亜紀(北乃きい)。ある日稔は、偶然出会った大木(大沢たかお)という男のもとでボクシングを習い、密かに亜紀よりも強くなろうとする。しかしあっけなく亜紀にバレた上、彼女もボクシングの魅力に目覚め、2人は一緒に大木のジムに通うことになる。
シネマトゥデイより。
ぶっちゃけ、北乃きいが好きで観ました。ちなみに堀北真希と榮倉奈々も好きです。完全に余談です。
実写なのに女子高生がスカートで回し蹴りですよ。今日日、格闘系のマンガやアニメでも見かけなくなりましたが、普通にやってくれてます。さすがに一昔前ではないので、ちゃんと見せパンですけどね。
それだけでも充分に凄いと思うんですが、稔を守るため、強くなっていった亜紀は蹴りだけでなく、パンチやクラッチ系の技まで身につけていて、稔に絡んでくる不良たちを瞬殺するほど。
でも、よく考えると幼少時はともかく、最近絡まれているのはほとんどが亜紀のせいなんですけどね。なんで、こんな冴えない奴が可愛い亜紀と付き合ってんだよと思われてってやつですね。
恭子(藤村聖子) という彼女が出来てからはほとんど無くなっている辺り、それが顕著に現れている気がします。若いっていいですね。
ただ、稔にボクシングを教えてくれる大木と順子の大人の恋も描かれているんですが、大沢たかおがプロデュースだったせいか、そっちに尺を取り過ぎです。
多分に何故大木が稔にボクシングを教えてくれるのか、何故稔と亜紀の関係を気にかけるのかという部分のバックボーンを描いているんでしょうけど、120分程度の映画に色々と詰め込みすぎ。
青春群像系の映画なら散漫でもいいと思うけど、こういうタイプの映画で複数の話を同時に進めるとどっちつかずになるという悪い見本ですね。
大木と順子の話をもっとコンパクトにしてくれれば、稔と亜紀のバトルとか、その後のシーンとかもうちょっと描けたと思うだけに残念な作品。
やっぱりメインの出演者はプロデュース側にいちゃダメだと思う。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(それでもそれなりに楽しめます)
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