ええ、間違いなく怪談でなく、階段ですw 怪談ではないので、当然ながらホラーでもありません。ちなみに原作はライトノベルなんですが、設定がかなり変わっている様子。主人公や部員の性別とか、人間関係とか。
まあ、その辺はさておき、ざっとあらすじ。
ある事情から天栗浜高校へと転校してきた神庭里美は、バスケ部への入部届けを出しにいく途中、全力で疾走する女生徒2人と出会った。学校の敷地内を縦横無尽に走り回る『階段部』のレースの最中だった九重ゆうこと天ヶ崎泉は、生徒会の罠にかかってしまい、里美を避けようとした泉が怪我をしてしまう。
里美は泉の代わりにレースをするように勧誘されたものの、あまりのいかがわしさに一度は断るのだが、『階段部』の部長である刈谷健吾の言葉に何かを感じ、入部を決意する。
生徒会の横暴な廃部勧告に、『階段部』の存続をかけたレースをすることになり、その選手として里美が選ばれ、生徒会からは生徒会長であり、実は健吾とともに『階段部』を創設した中村ちづるが走ることになった。
そんな学校を走り回る作品。のはずが、案外レースはしてないかも。練習シーンとか、会話で設定を説明するシーンとか結構多いので。でも、それがかえってメリハリになっているので、文章で感じるイメージよりは飽きにくいと思います。
ただ、ちょっと主旨がよくわからなかったのが、劇中で突然始まる歌。3回ほどあったと思うんですが、1回目は特に意味のないタイミングで突然主役の黒川芽以が踊ったり、歌ったり。2回目は『階段部』の部員の自己紹介が何故かラップ。3回目は生徒会とのレースが決まった後の練習中、普通の映画なら過去の映像とか、ダイジェストっぽいの流しながら、思いとか、時間の経過とかを流すようなところで歌ってたように思います。あっちゃダメとは言わないまでも、なんで突然? という印象。面白いと言えば面白いんですけどね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(昼間にまったり観ると面白い)
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