弁護士のローズ(トニ・コレット)のアパートに、美しい容姿だが職にもつかず、男にたかりながらぶらぶらしているマギー(キャメンロン・ディアス)が転がり込んできた。
シネマトゥデイより。
キャメロン・ディアスがスタイル抜群の美女なのに、難読症という読み書きが困難な病気のため、定職につくことが出来ない妹マギーを、トニ・コレットが弁護士というキャリアを持ちながら、容姿に自信が持てない姉を演じるというわかりやすい作品。
お互いが自分のコンプレックスとなるものを持っている上、マギーがローズの恋人とベッドインしているのを見つけられてしまうのだから、収まるものも収まりません。
追い出されたマギーは死んだと教えられていた祖母エラのもとを訪れるんですが、自由奔放な性格は治るはずもなし。
マギーはエラが世話をする老人ホームで働かされることになり、そこで盲目の大学教授と出会うことでコンプレックスである難読症に立ち向かい始める。
一方のローズも自分を見つめ直し、新しい愛を育み始めるという
ダブル自分探し。
ストーリーで語られるとあっさりと感じますが、自分は努力して弁護士になったのに、難読症で何も出来ない家族が自分勝手に生きていたら、精神的にかなりきついはず。
にも関わらず、そんな妹の面倒を見れるのは、きっと家族だからなんだと。
人間誰しも完璧ではないけれど、自分が気にしているほど、他人はコンプレックスだと思っていないのに、ないものねだりをしてしまうものなんでしょうね。
この作品でも姉妹はそれぞれがないものねだりをした結果、離れ離れになりますが、離れることで自分のこと、相手のことを理解していくことに。
もっとも、この作品の場合、祖母のエラを演じているシャーリー・マクレーンが味のある演技を見せてくれるため、全体が締まっているんだと思います。
女性には共感を得られやすい反面、男性にはちょっと感情移入しにくい作品かも。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(前半はちょっと退屈するかもしれません)
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コメント
キャメロンすきで借りたんですが、内容に期待せず観ていたら、思ってたよりも面白くって、キャメロンが姉に手紙を読むシーンとかで、気づいたら泣いてましたw
男性はダメなんですねw
>♡へネロペ・クルス♡さん
コメントありがとうございます。
なんだかんだ言っても姉妹の絆なんだなあって
思いました。そんな自分は姉たちと疎遠です
けどね。