いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]
中村獅童、竹内結子主演の劇場版。
現実ではすっかり冷めてしまった二人ですが、出会いはこの作品でしたね。いま観ると、劇中の『たったひとりの人』とか、物悲しく感じます。
そんな物悲しい現実を見せ付けられる【いま、会いにゆきます】ですが、作品そのものもせつないストーリーだったりします。
ざっとあらすじ。
ある梅雨の一日、秋穂巧が息子の佑司と一緒に行った森に死んだはずの妻、澪が現れる。
だが、澪は一切の記憶を失っていた。そんな澪を巧と佑司は受け入れるのだが、澪の記憶は戻る様子もない。
そんな不思議な共同生活を続ける中、巧と澪は『2度目の恋』に落ちていき、巧は二人の歴史を語り始めた。
しかし、そんな幸せな時間もそう長くは続かなかった。
澪は梅雨の終わりとともに、二人のもとを去る運命だったのである。
市川拓司作品は、基本的に
悲しい恋が多い
のと、男性が何らかのコンプレックスを抱えていて、女性は精神的に強い傾向が強いと思います。
そういう作品が好きな方にオススメです。
ただ、気になるのが中村獅童がいまいちキャラ的に合ってなく、むしろストーカーに見えるのと、何故梅雨が終わるといなくなるのを悟っているのか? 映画だけだとわからないんですよね。
劇中の絵本に書いてあるのかもしれないんだけど。まあ、観るならテレビドラマ版の方がオススメかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(ちょっと物足りないかも)
コメント
私も大好きな映画です。竹内結子のファンだけど、この映画だけは何回観ても泣けます。
演技って地味に好きなんですよね。
劇場版のチーム・バチスタとか、笑顔の法則というドラマとか。本当は弱いのに去勢を張る感じとか。
映画自体も市川作品が原作なので、哀しいですが、本当に良い映画です。