【ちはやふる -上の句-】


ちはやふる-上の句-

同級生の千早(広瀬すず)、太一(野村周平)、新(真剣佑)は、いつも仲良く競技かるたを楽しんでいた。

小学校卒業を機に彼らはバラバラになってしまうものの、千早は単独で競技かるたの腕を磨く。

高校に進学した千早は再会を果たした太一と一緒に競技かるた部を立ち上げ、この世界に導いてくれた新を思いながら全国大会を目標とする。

シネマトゥデイより。

末次由紀の同名コミックを実写化した作品で、競技かるたの世界を描いています。

競技かるたとは言っても、いわゆるいろはかるたではなく、百人一首を使った競技です。

とはいえ、競技かるたのルールがわからなくても何の問題もありません。

すごい簡単に書くと、100枚の札のうち、お互いが25枚を配置して、自陣が0枚になれば勝ち。

読手は百人一首と関係ない歌を読んだ後、上の句を読むので、対応した下の句の札をとる。

相手の陣にある札をとったり、相手がお手付きをしたら、自陣の札を送れます。

それくらい覚えていれば、話はわかるでしょう。

1作目の上の句では、子供の頃の約束を信じていた千早が、再会した太一と競技かるた部を作るところから地区予選までを描いています。

子供の頃に大会で会っていたものの、肉まんのイメージしか残っていなかった肉まんくんこと、西田優征。

呉服屋の娘で、和に対する気持ちが強く、当初は競技としてのかるたより、和歌としての百人一首への情熱が強い大江奏。

ちなみに演じているのは、アニメ映画【君の名は】でヒロインの宮水三葉の声優を演じた上白石萌音。

これが本名だというのだから、面白いですね。

どこにも入部していない理由で勧誘にいった机くんこと駒野勉。

その3人を加えた5人で協議かるた部を結成します。

このくだり、原作、アニメ、実写映画で結構流れや、シーンの取捨選択が変わっているように感じました。

特に実写映画版は

絆を前面に打ち出している

ため、部活動のシーンや、後半の展開にウェイトを置いていて、入部の流れはかなりあっさり。

原作を読んでいて、実写映画だけ見ると、机くんがなんかよくわからないまま、なあなあで入部したようにしか見えません。

ただ、映画は映画として構成されているので、逆にわかりやすいかも。

原作、アニメに比べると、新の扱いがかなり薄いですが、全編通すと、瑞沢高校競技かるた部とはまた違った絆が描かれているという印象。

みどころは地区予選での北央学園との対戦。

様々なことを乗り越えた千早たち瑞沢高校競技かるた部が、実力者の多い北央と戦うというのが、もはや少女漫画とは思えない完全にスポ根ものです。

全体的に完結となる【ちはやふる -結び-】を含めた3部作の導入としては、原作からの改変や、イメージが違うキャスティングがあることを差し引いても、青春ドラマとしては良い作品でした。

千早を演じる広瀬すずも、イメージ違うかなと思いましたが、意外と良かったし。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(役者としては良いと思うけど、須藤役に清水尋也は合わなかった気がする。)

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