【WILD HOGS/団塊ボーイズ】

実業家のウディ(ジョン・トラヴォルタ)、歯科医のダグ(ティム・アレン)、執筆業に励むボビー(マーティン・ローレンス)、パソコンのスペシャリスト、ダドリー(ウィリアム・H・メイシー)。

閑静な住宅街に暮らす彼らは、実は人生に煮詰まっている状態だった。

そこで、彼らは日常を忘れ、愛車のハーレーで旅に出るが……。

シネマトゥデイより。

パッとしない人生を送っている4人のおっさんたちがバイクで自由を謳歌する度に出るコメディ系ロードムービー。

まあ、ぶっちゃけると自己破産して、妻にも逃げられたウディがヤケを起こしたのに付き合う羽目になったようなものなんですが。

『WILD HOGS』を名乗り、大好きなハーレーに乗って、1週間のツーリング旅行に出る4人ですが、腕前はからっきしで初心者同然。

バイカーたちのたまり場となっているバーに、俺たちもバイカーだとばかりに入店しますが、騙されたダドリーがバイクをとられてしまいます。

一度は逃げた『WILD HOGS』ですが、ウディが納得いかず、とられたバイクを取り戻しに。

こっそりバイクを取り戻したウディは、弁護士だから論理的にやり込めて取り戻したと自慢するんですが、彼の行動のせいでバーは大変な事態に陥っています。

そんなことも知らない4人はやっとのことで小さな町につくんですが、スタンドが定休日。ガス欠で動けないのでチリ・フェスタを楽しむことに。

しかし、住民たちの不審な目が気になっていると、どうやら暴れ者の集団『デル・フエゴス』の仲間と勘違いされている様子。

そして、それは先ほどのバーにいた連中らしい。

バイクを取り戻した真相を知らない3人は、ウディが『デル・フエゴス』をやり込めたと自慢して、住民たちに感心されてしまいます。

当然ながら、怒り心頭な『デル・フエゴス』のメンバーがやってきて……という展開。

豪華なキャストなんですが、もう本当に

団塊のおっさんたちのグダグダ道中

で、見どころはウディがバイクを取り戻してくるところと、クライマックスの乱闘くらい。

最近のトラブル系ロードムービーが、あんまりにもハチャメチャ過ぎて、物足りない印象です。

逆に最近のが過激過ぎると感じている人にはちょうどいい塩梅かもしれません。

別に飽きるほどつまらないわけではなく、普通に見ていられるくらいには面白いので。

ちなみに出発前に【イージー・ライダー】のピーター・フォンダが出てくるサプライズがあるので、世代の人なら喜べるかも。

また、こういう作品って基本的に旅立ち前の様々な問題が解決しないまでも、兆しがあるものですが、この作品の場合、一番のトラブルを抱えているウディが何も解決していません。

よく考え直しても、友情を再確認出来ただけです。自己破産はしたままだし、妻は逃げたままだし。

また、旅に出てしまうんじゃないですかね。実際、続編も企画されていたんですが、流れてしまったそうです。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ちょくちょく出てくるゲイの警官とのやりとりが地味に面白い。)

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