時は35年のカナダに近いアメリカの刑務所。極悪囚人のボブが処刑される寸前に看守たちを撃ち殺して脱走を謀った。
処刑場にたまたま居合わせたコソ泥のネッドとジムは訳がわからないままボブと共に脱走し、二人はカナダ国境を目指すのだった。
しかし途中で老婆と出くわし、出任せで言った言葉からあれよあれよと言う間に著名な神父様に間違われ……。
allcinema ONLINEより。
クリスマス映画として知られるハンフリー・ボガード主演の【俺たちは天使じゃない】のリメイクなので、当然クリスマス映画だと思ったら、クリスマス関係ないというオチでした。
刑務所長の訓示中に話をしていたとして罰を受けることになったネッドとジムは、処刑直前の極悪人ボブの脱走を手伝わされ、一緒に脱走させられてしまう。
逃走中、とっさについた嘘から誤解が誤解を産み、著名な神父として、教会に行くことに。
ネッドは雑貨屋で言葉が話せない娘を持つモリーと知り合うが、生きるのに必死で、金のためなら身体を売るのもいとわない様子。
初めは仲の悪い感じのふたりですが、何度もやりあっているうちに親しくなっていきます。よくある展開ですね。
カナダへの国境を超える機会をうかがっているうちに所長たちがふたりに迫ってくるが、教会の行事でカナダに行くことが出来るのを知ります。
しかし、その行事に同行するためには障がいを持つ相手が必要で、ネッドはモリーに娘を貸してくれないかと頼み込みます。
作品中でイベントと呼べる出来事が最初の脱走と、この行事だけなので、正直言って退屈です。
ただ、この行事の際に抽選でジムが演説をすることになるんですが、そこは感動します。
神父を演じてもっともらしい事を言うのではなく、
自分の言葉で自分の思った事をみんなに告げる
姿に、障がいを持った人たちを含め、拍手を送るシーンは見どころです。
見どころとしては、ある出来事のせいで滝をデニーロが流れていくシーンも凄いんですけどね。日本の同時期の作品だったら、明らかに人形に変わっていそうなシーンです。
全体的には古い作品ということもあり、最近の作品のようなメリハリのある展開はありませんが、まったり観るには良い映画だと思います。
それにしても、時の流れというのは恐ろしいもので、ジョン・C・ライリーが若い修道僧として出演しているんですが、誰? 状態でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(古い作品のオススメ度って難しいですよね)
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