【笑の大学】


悪夢探偵

昭和15年、演劇は規制され台本は検閲にかけられていた。ある日警視庁の取り調べ室で検閲官・向坂睦男(役所広司)は 劇団・笑の大学・座付作家・椿一(稲垣吾郎)を取り調べようとしていた……。

シネマトゥデイより。

すっかり〇〇の作品っぽいよねという言い方の仲間入りをしている三谷作品。

彼の作品は、基本的に笑わそうと思って笑わせる感じではなく、当人たちは真面目に取り組んでいるにもかかわらず、見ている側に滑稽に見えることでの笑いだと思う。

実際、この作品も『笑い』がタブーとなっている状況で、コメディ演劇にこだわる稲垣吾郎と、融通の利かない検閲官の役所広司が真剣なやりとりがメイン。

元々は舞台演劇で、登場人物は基本的に2人、場所も1部屋という1シチュエーションコメディ。にもかかわらず、完成度はかなり高い。

やってることは同じことの繰り返し

なんですが、積み重ねてきたやりとりが次のやりとりの笑いにつながったり、やりとりを繰り返す中で絆みたいなものが生まれたりするので、意外に飽きません。

もっとも、そういう変化が楽しめない人だと、同じことの繰り返しにしか見えないので、退屈な作品とも言えますけどね。

いまでこそ、ダイワハウスのCMや【パコと魔法の絵本】等で笑われる役も増えている役所広司が、まだシリアスな役柄の多い中、融通が利かないゆえに笑われるという役を演じているのも見どころ。

ただのコメディかと思えば、感動の要素もあるので、オススメな作品です。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(子供にはわかりづらいけど、比較的万人受けすると思う。)



↑予告編

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4件のコメント

  1. かっちん より:

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    舞台を先に観てしまったので、舞台の
    衝撃が大きすぎて、映画は物足りなく感じてしまいました。
    劇作家役が稲垣五郎じゃなかったらなぁ・・・
    内容は大好きです^^

  2. Arinko より:

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    この映画は、初めてくらいに見に行った日本映画な気がします!
    シュールというか、その淡々とした笑いにやられ、以降三谷監督の映画のファンになりました。
    「12人の優しい日本人」っていうのもかなり好きです。

  3. enta_mattari より:

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    >かっちんさん
    コメントありがとうございます。
    舞台が先だと、テンポが遅く感じるらしい
    ですね。
    作家役はひょうひょうとしていて、どこか
    ヘタレ、でもコメディには思い入れがあると
    いう印象なので、個人的には吾郎ちゃんでも
    良かったです。というか、じゃあ誰となると
    思い浮かばないので。

  4. enta_mattari より:

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    >Arinkoさん
    三谷作品は邦画コメディでは本当に好きです。
    【王様のレストラン】とかも面白いですよ。
    【12人の優しい日本人】は何度も観ていて、
    一応感想もアップ済み・豊川悦司のコメディと
    いうのも珍しい部類だし。

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