家に帰ってきたサラリーマンのじゅん(安田顕)は、玄関で血を出して倒れている妻ちえ(榮倉奈々)の姿を目にして驚く。
だが、血はケチャップで彼女は死んだふりをしているだけだった。
驚く夫を見てほくそ笑むちえ。
それを境に彼女は、ワニに食われたり、銃で撃たれたり、頭に矢が突き刺さったりと、さまざまなシチュエーションで死んだふりをするように。
あきれるじゅんだったが、理由も言わずに奇怪な行動を続けるちえに対して不安を覚える。
やがて、それらが彼女の発する何かのサインではないかと考えるが……。
シネマトゥデイより。
元々はYahoo!知恵袋への投稿から始まった話で、家に帰ると妻が死んだふりをしているんだけど、妻の意図がわからないという夫の話。
個人的にはボーカロイドの初音ミクに歌わせた楽曲を見て、まとめサイトで読んだ記憶がありました。
それを10年くらい経って、なんで実写化? とも思ったんですが、アマゾンプライムにあったのでなんとなく視聴。
サラリーマンのじゅんが家に帰ると、妻のちえが血を流して死んでいます。
慌てて近づいて、救急車を呼ぼうとしたところでネタばらし。
いまやったら、実際にそういう事件があるのでシャレになりません。
その後も、ワニに食べられてたり、矢が刺さってたりと様々な死に方をしています。
当時インパクトの強かったマンボウはなかったと思いますが。
同僚に相談するも、どうせわからないんだから適当に流せ的なことを言われます。
しかし、じゅんは何とか理解しようと、色々と悩み抜くんですね。
元々、じゅんは再婚で、なぜ前妻が3年目に離婚を切り出したのかがわからないまま。
同じ思いをしたくないため、ちえとは3年目に、結婚を持続できるかふたりの気持ちを確かめ合おうという条件を出していました。
その3年目が近づき、死んだふりは何かのメッセージなのかと考えても、思いつきもしません。、
直接ちえに尋ねてみても、「月がきれいですね」とか、はぐらかされるばかりです。
その後、ちえが働き始めたクリーニング屋の老店主や、同僚夫婦等さまざまな夫婦の形に触れていくという展開。
映画なのでしょうがない部分ではあるんですが、元ネタが元ネタだけに後半のシリアス展開はどうなんだろうなって感じました
元ネタを知らない人にとってはコメディからのシリアスはごく当たり前の構成だと思うんですが、
元ネタを知っている人たちにはそうじゃない感
があるような。
もっとも、それ以前に元ネタを知らない人で、安田顕や榮倉奈々のファンじゃない人たちって見るのかなって。
純粋にラブコメと思って見たら、前半の死んだふりのシュールさは面白いし、後半の純愛とも言えるラブストーリー、様々な人たちの夫婦観の描写とか良い作品なんですけどね。
あと、クライマックスにどういうことだったのか説明をしているんですが、あんまり見た人たちには伝わらなかった様子。
回りくどいし、前フリがないとわからないような無茶振りでしたし。
一番疑問なのは、ネットで質問したことでブレイクしたのに、全然そんな描写がないことでしたけどね。
その辺が【電車男】とは違うかなって印象でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(元ネタ知らない方が楽しめるのかも。)
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