【踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!】

あれから5年、空き地だらけだったお台場は、いくつものビルが建ち並び、おしゃれなスポットで埋め尽くされた一大観光地へと変貌した。湾岸署では、道案内や迷子、交通整理などあふれる観光客相手の地味な業務に忙殺されていた。そんな時、久々に青島らを奮い立たせる凶悪事件が立て続けに発生、さらには猟奇的な殺人事件まで起き、ついに湾岸署に特別捜査本部が設置された。特捜本部長には初の女性キャリア沖田が任命され、室井がそのサポートに就くことに。しかし、青島らの必死の捜査もむなしく、第2の殺人事件が発生してしまう。

allcinema ONLINEより。

いかりや長介の遺作となった作品で、シリーズの転換期とも言える作品。

これまでのシリーズは【ポリスアカデミー】のように、小ネタと小ネタの間をストーリーがつなぐ感じでしたが、この作品から派手さが強調されるように。

冒頭では船でSATとの戦闘が起こり、湾岸書の面々の意外な実力が証明されたりも。いかりや演じる和久さんは特に渋い。

青島のせいで全員減俸になっちゃいますけどね。

また、この作品で前作の青島の有名なセリフ「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起こってるんだ」を全否定する「事件は現場で起きてるんじゃないの、会議室で起きてるのよ」と言い切った真矢みき演じる沖田が登場します。

彼女、後のシリーズでわかるんですが、ツンデレです。

そういえば、この作品のメインとなるレインボーブリッジ封鎖のシーン。行ったことある人は謎だらけ。

それもそのはずで、実は撮影が行われているのは

レインボーブリッジじゃない

んですよね。

レインボーブリッジはすでに開通していて、いくらフジテレビのお膝元とは言っても止められるはずもなし。

実際の撮影は滋賀と京都をつなぐ京滋バイパスの久御山ジャンクションで行われています。だから山とか見えるんですね。

気付かなかったけど、いまはイオンになっていますが、JUSCO久御山店の看板も映っているそうです。

事件自体は当時の社会問題をネタにしていて、割と面白いんですが、犯罪者グループの特性が最後に無視されるので、微妙に消化不良。

仲間という意識はなく、目的を達成しようとしているだけだから誰かを捕まえても、次々と現われるといういたちごっこのはずが、グループを捕まえたら解決しちゃうのはもったいない。

そして、やっぱりこの作品でも誰かが撃たれて重傷を負うことに。大怪我させて、それを糧に頑張る姿で感動させる展開は、続くとさすがに厳しい気がします。

それでも楽しめますけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(シリーズ最初に観るなら海外向けの再編集【踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2】の方がおすすめ)

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